さて、決戦の朝。
息子は寝不足もなくコンディションは上場。
宿舎で体重を計ったところ、軽く朝ごはんも食べられる状況でした。
会場について、検量も無事パス。
一息ついたら試合に向け、チューニング開始です。
可能な範囲で可動制限や神経筋のコーディネーションを阻害する因子を外します。
写真は下肢の運動併用モビライゼーションです。
ウォームアップにも最適で、もちろん膝の故障全般にも非常に切れよく効いてくれる手法です。
これはラッシングバンドメソッド。
競技動作を繰り返すことで競技動作に必要な動的な柔軟性と安定性を引き出す効果を持っています。
チューニングが済んだらウォームアップ開始!
って、写真は息子のインターバル中についついシャフトを触りだしてしまう私。
息子にはインターバル中も手を頭の後ろに組んで椅子の背にもたれて胸郭伸展方向のストレッチするよう指示。
試合では緊張のあまり鳩尾が固くなってしまいがちなんです。
そうなると胸が腹筋に引き込まれて丸待ってしまいます。
胸が丸いとリフティングの際には前方へトルクがかかってしまうためミスにつながる危険性が高まります。
そうしたことが無いようにとの配慮として、胸郭伸展方向のストレッチはこまめに行わせます。
同時に前向きな言葉掛けでモチベーションも引き上げます。
『失敗しないようにこれしよう』ではなく『これやっとくともっと力が出やすくなるぜ!』ってな感じです。
コーチの分刻みの指示のもと、順調にアップを重ね準備万端!
いざ出陣です!!
<つづく>