さて、今年の夏に始まった中学生達の相談の続報。
寄せられた故障はジャンパーズニー・シンスプリント・オスグット・アキレス腱炎・グロインペイン
あと足底筋膜炎やモートン神経腫(といいつつ実際は骨間筋のトリガーポイント)
大半は早々に回復、一部はちょっと回復しては再発の繰り返し、そして一部は二次的故障を発症。
先日も書いた通り、治らない子達は練習をちゃんと休むことができないでいます。
ちょっと落ち着いたら「補強だけでも…」とダッシュしたりジャンプしたり…
上記の故障達は瞬間的な下肢の屈伸の中で、関節の適合性を逸脱する方向へのガタついた動き(シェアリング)が繰り返されることで生じます。
そのほとんどは走ることも含め(走動作も跳躍運動の繰り返しで構成されていますからジャンプ動作の括りになります)ジャンプ動作の繰り返しで傷めていますので、
回復期には荷重位でのストリクトな下肢の屈伸を関節の適合範囲内でコントロールしつくす(つまりフォームの崩れを見逃さないで、正しいフォームへの修正を繰り返す)ような運動から行う必要があるんです。 ですが……
多くの場合は「痛みが引いて来たらとりあえずジョグから!」となるようです。
スポーツ、特に球技では盲目的に信じられている手順のようですが、
故障の成り立ちを考えると彼らにとっては逆効果となる可能性が高く、おすすめできません。
まず始めに関節のガタつきをおさえなくてはなりませんから、
前出の荷重位でのストリクトな(正確な)下肢の屈伸運動から始めた方が良いんです。
じゃあ具体的には何をするのか?
簡単なことで、スクワットをしっかり(正しいフォームで、の意味)やり込む事からはじめれば良いんです。
スクワットは治療上、下位腰椎から骨盤を含む下肢の機能障害を見つける指標にも使われる動作(スクワットテストなんてのがあります。)で、 下肢の持つ機能の基本、つまりいろはの「い」なんです。
ちなみに走る、は応用編。
故障を抱えた子達は皆さんスクワットのフォームがガタガタでした。
その中で、治っていった子達はスクワットのフォームをつかむのが早かった。
で、ですね。
そのスクワットなんですが、痛みの感じられない範囲で、出来ればバーベルを担いで負荷をかけてやってほしいんです。
何故かというと…
む、トレーニングの時間だ(・_・;
続きはまた後日!
ではまた!