講義とケアサポートのお仕事が続きます

2016年09月22日 | よもやま話

家族合宿のオチ、

中学生にウエイトトレーニングのオチ、

諸々書きかけですが、講義活動や試合への帯同が目白押しの現在、なかなか腰を据えて記事が書けないでいます。

楽しみにしていただいている方もいらっしゃるようですので、ちゃんと書きたいなとは思っています。

いや、書きますよ!

「え?今更夏の話!?」

ってなるのも覚悟して書きますよ!

さて、先週の大阪セミナーに続き週末は東京は練馬でのセミナーです。

タイトルは腰部脊柱管狭窄症。

だいぶてんこ盛りな内容になりますが、受講される先生方とともに頑張ります。

そして再来週は岩手の国体でのケアサポート

10月も東京、そして大阪での講義

そして、11月には高輪プリンス「飛天の間」でのケアサポート

その合間にはFRAT(DVD)の編集作業と運動療法のDVDの絵コンテ作成が待っています。

…そんなこんなで、今年の残り3か月強は、ちょっとだけ普段よりも忙しい日々を送り続ける予定でおります(;´Д`)

えぇ~っと、

ま、ボヤキですね。(^^;

文字だけの、そして、言い訳だけの記事ではつまらないので、

最近の講義の模様の動画を紹介させていただきます。

動画のシーンは斜角筋のポジショナルリリースという技法の練習風景。

私が手を入れた男性のペアは、斜角筋の圧痛を見つけ、痛みの治まるポジションを見つけるまではよかったようなのですが、

手順通りに展開しても圧痛が戻ってしまうと悩んでいるようでした。

こうしたときは遠位体節からの影響が潜んでいるケースが多いんです(単にうまくポジションが見つからないだけというケースもありますが…)。

診てみると、斜角筋の緊張が大腰筋の緊張の二次的な影響を受けたものであったため斜角筋へのアプローチ単体では対処できないケースであることが解りました。

そこで「問題に沿った介入をすればちゃんと変えることができますよ」と手を加えさせていただいた次第です。

 

特定の部位への介入手法の練習では

「対象部位の緊張がそもそもない」

とか

「対象部位の緊張が他の部位の緊張の影響を受けた二次的障害であった」

といった場合に時折(しょっちゅう⁉)遭遇します。

「治療」というものを考えたとき、本来的には問題を洗い出してからその障害にあった手を打っていく…

という手順が前提となります。

それはどんな問題解決でも共通ですね。

たとえば、

どんなにきれいにシミが取れる洗剤もシミの上にかけなければその効果を発揮できないですよね!?

治療の技も一緒なんです。

問題に対しての対処法なので、原因から外れてると結果につながらないんです。(促通系の手法はちょっと違うんですけどね。それはまた別の話。)

でも、治し方をその手順から練習するという初歩の段階では、モデルになってくれている相手の身体の状態はいったん無視して話が進みます。

なもんで、「対象部位の緊張がそもそもない」とか「対象部位の緊張が他の部位の緊張の影響を受けた二次的障害であった」、つまり「練習する手技では対象外な状況だった」、なんてケースに出会ってしまうともありまして、そこで頭を抱えてしまう先生もいらっしゃるんです。

冷静に考えれば、「問題が生じていない」=「よかったね!」というだけことなのですが、情報の渦にもみくちゃにされていると、そうした基本的なことがフッと頭から抜けてしまうことがあるようです。

そんな時、時間が許す限り臨床における「本来の姿」をお見せするように努めています。

私の治療にいらしている方にとってはお馴染の風景ですが、

もしよろしければ覗いてみてください(*^^*)

▼写真は選手のケア・調整をしている様子の一例です

   


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