上段跳び蹴り倶楽部 その2

2009年11月29日 | コンディショニングの話
「その2」は前回のおさらいから。

【上段跳び蹴り倶楽部より抜粋】

僕らはジャンプの際には胸も使うんですね。

試しに肩を硬く抱いたままジャンプするのと

飛ぶ瞬間に胸を張るようにジャンプするのを比べてみて下さい。

明らかに後者のほうが飛びやすいはずです。

ジャンプの動作を考えると、背骨全体は反るように連動し力を伝えます。

しかし、胸が丸まったまま(もしくはすでに反った状態)では

脚から発した力が胸で相殺されてしまいます。

力は上へと抜けずに、下半身の力だけに頼ったジャンプとなってしまいます。
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映像がなければ分かりにくいですよね。

で、休み時間中にちゃちゃっと写真を撮ってみました。



結構ちがうのもでしょ!?



さて、前回の続き。

A君のもう一つの「跳べない理由」です。

それはズバリ、「足首」です


↑左から「コンディショニング塾にて」「コンディショニング塾番外編-コーディネーション倶楽部にて」
足首の動的安定性を引き出すエクササイズ例

僕らは何気なく歩いていますが、足(足首から先をイメージして下さい)は本来

地面の凹凸にあわせてめまぐるしく形を変え、

カラダをまっすぐに維持するために働いています。

しかし、現代の私たちの足を取り巻く環境は、

凸凹した地面を歩くこともなく、加えて靴を履きますから

足の柔軟な動きは失われがちなのです。

不安定な足首は日常生活の動作では、さほど問題を感じさせずに(感じていないだけでさりげなく悪さはしているようですが…)働いてくれます。

しかし、競技で要求されるような複雑な動きや、強い瞬間的な運動では

足元のグラつきは地面へ効率的に力を伝えることができず、

結果としてそのパフォーマンスは本来持っている実力より目減りすることになります。

では、足元を「しっかりと働ける」ようにしたらどうなるか?

胸部・腹部・股関節で生み出された力を

効率的に地面へと伝えることができるわけですからね。

当然パフォーマンスは「問題あり」のときよりも良くなるわけです。



どのくらい良くなるのかといいますと。















これぐらい…!?




なんつって

いや仕事中に「ブログ用に写真とっていい?」とか

いえませんので…

ビフォー・アフター的な写真は、残念ながらございません。


効果のほどは、

百聞は一見にしかず

興味をお持ちの方は一度コンディショニングをご体験下さい

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