6月はインカレや外部講師活動と忙しくさせていただきましたが、一息ついたら今度は自分の試合です。
出場するのは第37回全日本マスターズウエイトリフティング競技選手権大会
宮崎県で行われます。
昨年までは69kg級で試合をしてきた私ですが、昨年階級の区分に変更がありまして69kgがなくなり今年は67kg級に出ることになりました。
67kg級に出ることになるなんてつゆ知らず、よく食べそこそこに運動し、4月ごろは73.5kgありました。
体重があるとリフティングのスコアも良いもので、ちょうどこのころスナッチもクリーン&ジャークも自己ベスト更新がありました。
スナッチは78kg、ジャークは95kg。
クリーンだけなら100kgまで立てるようになっていました。
減量すると挙がらなくなると聞いていたので、6kg強の減量でどうなることかとびくびくしていましたが…
見事にあがらなくなりました!(^_^;)ヤッパネ
減量中もいろいろ気を付けてみたんですが、ご多分に漏れずという結果になりました。
減量開始から順調に(!?)挙上重量が落ち始め、
一次は補強を含めた各種目10kgアンダーまで落ち込んでしまう始末。
敗因は減量で力の入らないまま強度の落ちた練習が続いたための機能低下、だと思います。
体重は-6~6.5kgなのにー10kgのスコア減に大いに凹みつつ
本格的にやばいと感じたのが6月末…
ここからの4週間ではフィジカル自体が強くなることは期待できません。
変えられるとしたら神経系の適応です。
それを踏まえて『出力向上のために何をするべきか』を考えました。
そこで選んだ方法は「スピード練習」でした。
以前、学生アスリートに協力してもらった実験で、
13日間のスピード練習を課したあと1週間出力が高まる時期が現れることを知りました。
これが44歳の自分に当てはまるのかどうかは掛けですが、27日の試合から逆算して3週間を切ったところから60%~90%の重量でスピードを意識した練習を始めました。
〇スピード練習の一例:「ボックススナッチハイプル」(この種目はスナッチベストの70%~115%で行います)
はじめて10日ほど経過する中で、ハイプルなどの補助種目ではバーベルの跳ね上がる高さは高くなってゆきました。
順調に出力が上がっていることが分かります。
でも、肝心の種目(スナッチ・クリーン&ジャーク)はー10kgからさほど伸びてくれません。
恐らくフォームが崩れているのだろうと動画をとるとそこには
動きに切れもなく、緩慢で重苦しく挙げる自分の姿…
古巣のクロスフィット代々木でアドバイスをいただくと「力み過ぎ」が問題ではないかとのことでした。
なるほど、確かに力が出ないからと無理くり大きく引き上げようとしていました。
結果、力みが生じ、腕が固まり、シャフトが自身の中心軸より遠ざかり、リフティング動作の効率が下がっていたのです。
力が出ないときほどフォームとリズムが大事。
コーチの的確なアドバイスの元フォーム練習に専念したところ、余裕をもって減量前のー5kgまでクリアすることができました。
〇スナッチ40kg:フォーム練習
〇スナッチ73kg:ベストのー5kg
その数日後(昨日)、最終調整も何とか無事に済ませることができまして
これならベストタイとまではいかなくとも、3kgアンダーぐらいはとれる…ような気がします。
あとは腹をくくって挙げるだけ。
試合の勝敗は当日のメンツと自身のメンタルによりますが、いまできるベストのパフォーマンスを発揮できるよう頑張ってきます!
って、明日も治療業務あるけどね(^_^;)