Running On Empty

Pretenderの備忘録

U2

2004-12-04 22:29:49 | 音楽 Rock/Pop/Jazz
4年ぶりの新譜ということで日本発売になってすぐに買って、まあほぼ毎日聞いているんだけど、なんていうか、今ひとつ聞き易すぎるみたいな。
U2は20年くらい聞いてきて、自分が好きで聞き続けているロックアーチストの中では短い方だと思う。80年代に入ってからだし、LPじゃなくてCDからの付き合いだから。
僕は基本的に、アメリカの機械っぽくない音が好きだし。
ただ、彼らだけは、メッセージ性が強いし、音的にも毎回衝撃に近いサプライズがあるので、楽しみに聞いてきた。またボノの切ないバラードもうまくちりばめられていて。
今回も基本的には、いろいろな音を聞かせてくれて、ボノも一生懸命歌っているし、タイトルが示すように、メッセージ性もあるんだろうと思うんだけど。
でも、なんと言うのだろう、驚きとか衝撃がないんだよねえ。最初からさらりと耳に馴染んで何度でも聴ける。要するに、聴くために聴き手のエネルギーがあまり要求されていない気がするんだよね。揺さぶられるような何かがないというか。例えば、もう10年以上経っちゃったけど、Zooropeが出たとき、あの機械的な音作りや、非常にグロテスクまでの楽曲を入れたりしていたけど、やっぱり非常に訴えたいものが何か感じられて一生懸命聴いたんだけど、そういうのがあんまり感じられない。
僕が歳を取ったのか、彼らが歳をとったのか、両方なのか。もう少し聴き続けて、年末くらいに時系列的に聞いてみないとわからないかな。

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考える技術

2004-12-04 22:03:17 | 読書
20年以上前に板坂元の「考える技術・書く技術」という本があったけど、考える技術とか、書く技術みたいな本は結構手に取っている。ただ、買ったところで、読む価値のない本もあった。
今回は、大前研一が書いているというので、一つにはいまさら、もう一つにはどんなことという期待の両方だった。
それほど体系だっているという感じはしないし、過去に彼の本をかなり考えながら読んできていればだいたい想像がつく流れ。ただどこまで仕事の中で実践していけるかはまた別の問題でそこに努力が必要だし、現場の実践に落とし込むところに一つステップがあるような気がする。最後にあとは頑張るのみみたいに書いてあって、凡人はそれができないから問題で、取り残されるからやるしかないみたいな強迫観念じゃなくて、もうワンクッション何かというところかなあ。
自慢話が多いけど、でもなるほどと思うし、こうやって彼は努力して考えてきたのだという片鱗はよくわかる。ただ、この本だけで考え方や論理性は身につかないと思う。だから彼のネット大学とか教材を買えってことなのかなあ、笑。
20年くらい彼の本をいろいろと読んできて、いつも面白かったけど、だんだんその新鮮さはなくなってきているかな。それは僕が成長したのか、僕が感動できなくなったのか、彼が新鮮さを失ってきたのか、どれかだろう。

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