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Pretenderの備忘録

ヴァイオリン ガラ

2004-12-26 17:38:38 | 音楽 Classic
桐朋学園音楽部門同窓会コンサートシリーズ2回目。
一回目の時は、日本にいなかったのでいかれなかった。
チケット入手は相当大変だったらしい。今回も座席は埋まっていたと思う。
行きの京王線で堤さんを見かけた。降りた後ちょっと迷っていた、笑。普段はチェロを持ってくるから、車だよな。電車で来るなんて、終わったあとのパーティーがあるから?
堤さんの横には江戸京子さんが座っていた。その他、ノーベル賞の小柴先生(内田光子さんのコンサートにもいらしてた)他、サイトウキネンとまでは行かないが、豪華な客席。
最初は戸田弥生さんのイザイの無伴奏。黒のドレスで貫禄が出た感じのイメージにビックリ。イザイというのもイメージ変わったというか。穏やかな雰囲気のある人が、険しい表情でイザイを弾く。いろいろと努力しているのだなあと。
次に加藤知子さんのブラームスのソナタ2番。伴奏は伊藤恵さん。第二楽章で拍手が出るハプニングがあったものの、楽しそうにたおやかな演奏でした。
前半最後は徳永二男さんのチャイコフスキーの懐かしい土地の思い出と、ラヴェルのツィガーヌ。力でねじ伏せる感じもなく、それなりにキレイに。
休憩をはさんで、和波さんの無伴奏より。アルマンド、クーラントで最後にシャコンヌ。斎藤先生、桐朋と言えば、シャコンヌ。これをやらせてもらったというのは、盲目のバイオリニストとして苦労されてきた和波さんに対するみんなの暖かい思いだろうか。澄んだいい音色の演奏だった。
久保陽子さんはきらびやかに、サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチオーゾ、フバイのそよ風で、テクニックもばっちり披露。ガラらしい華やぎを添えてくれました。
潮田さんは、シュニトケのソナタ1番。初めて聴きました。難解。でもチャレンジし続けている姿は印象的でした。
最後は鈴木秀太郎さんのシマノフスキーのアレツォーザの泉とサラサーテのバスク奇想曲。繊細にダイナミックにという演奏でした。

アットホーム的で、スノッブでもなく、いい雰囲気のコンサートでした。

http://www.tohogakuen-alumni.org/

コメント
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