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Pretenderの備忘録

オペラ マクベス

2005-01-20 23:58:48 | 音楽 Opera
仕事が忙しくて参っているのに、こういうときほど現実逃避したくなって、オペラに行きました。昨年、行きたくて、仕事で行かれなかった野田マクベス。当日券。6割くらいしか入ってない感じでした。昨年の今年では、やはり間隔が短すぎでしょうか。
野田秀樹演出ということで期待しておりました。昨年の具体的な評価とか、一切先入観なしでした。とりあえず、寝なかった。ただ、それが野田演出なのか、音楽性なのか、微妙。
シンプルにまとめていたと思います。魔女とか、しぐさを含めて「らしい」ナンセンス的なセンスが出てましたが、オペラにマッチしていたかは疑問。彼が一番マクベスを通して表現したかったのが何かが僕にはイマイチわかりにくかった。これはプログラムを買えば何か書いてあったのかもしれない。人間の残酷さなのか、愚かさなのか、あるいは?どちらかというとエンディングとかを観ると、残酷さなのかなと思ったりもしました。王位の象徴である椅子を軽々しくしたところは、愚かさを言いたかったと取れなくもないでしょう。衣装のワダエミもシンプルなコンセプトに沿ってました。一つ、舞台が装置が動くときに音がする場面があり、あれは顰蹙ですね。なんとかならないのでしょうか。
これをヴェルディーのオペラとしてみることもできるし、シェークスピアとしてみることも可能でしょう。それに野田がどう挑んだかという視点もあるのでしょう。
マクベス夫人は急遽代役に昨年これを演じた歌手(ルカチーナ)をもってきました。声量もあり、パンチもあるソプラノですが、低音が出ずらいようで、万全ではなかったのかもしれません。マクベスのアルヴァレス(バリトン)は伸びやかに声が出てました。うまいなと思う。
マクベスというと2002年の12月にNYのブルックリンのNewWaveFestivalで観た蜷川マクベスが思い出されます。唐沢寿明に大竹しのぶ。色調は赤と黒で太鼓の音を多用した非常にシンプルな舞台でした。あの時は、人間の弱さをメッセージとして感じました。30年前の玉三郎のマクベス夫人の凄みが一番印象にありますけどね、笑。


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フレンチ ランチ 銀座

2005-01-20 23:43:58 | グルメ
銅板画家の山本容子さんプロデュースのレストラン。第六感という意味らしい。オフィスの近くなのでオープンから知っていたが、行くのは初めて。いつも空いてる感じ。
オレンジをベースにしたインテリアで、外からよく見える。夏はオープンになるから、冬はガラスの隙間から外気が入り寒い。
ランチは1500円か2500円。その違いは後者にワインとチーズが付く。銀座で昼間からなかなかワイン飲んだりはしないと思うんだけどなあ。
サラダにフォアグラのテリーヌ。次にポークを焼いてソースをかけたもの。そしてデザートはチョコレートその他がキレイに並べてあり、コーヒーか紅茶。バゲットも付く。特別美味しいという印象もない。ポークは特に平凡すぎる。これなら定食屋のしょうが焼きの方がいい。
この店はワインを飲んでこそということなので、夜が勝負なのだろう。でも高そう。


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