あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

革の小物

2007-08-14 23:29:49 | レザークラフト

 娘ぶじこの幼友達、Mちゃんが遊びに来ました。Mちゃんは県外で建築デザイン関係の仕事をしています。すっかりきれいになって、すてきなファッションで現れました。

 アトリエで、Mちゃんは携帯ストラップを作りました。友だちとお母さんと自分と3人分作るんだと張り切っています。夕方までに3本もできるかな?今までの人たちは1本作るのに3時間かかっています。・・・・で、結局3本できちゃいました。Mちゃんは優秀な生徒さんでした。

                              

  この3本、模様は同じです。ふつう全体に模様をつけるときは、同じ形の刻印をすきまなく打ってつけるのですが、Mちゃんは、いろいろな形の刻印をランダムに打って、まるで花園のようにしていました。本人は「ジャングルみたい」と言っていましたが・・・ 既成のやりかたにとらわれない発想がすばらしいですね。それで、紫とピンクの上に黒をかけたストラップは和風の印象に、オレンジとグリーンのストラップはトロピカルな印象にと全く違った物になりました。

 途中から、ぶじこの友だちの「ひろし」ちゃんがやってきました。彼女も同じ小学校に通った幼なじみです。

 ひろしちゃんは以前携帯ストラップを作っています。それで今度は印鑑ケースを作ることにしました。「今から作ってできますか?」と心配するひろしちゃん。「大丈夫、携帯ストラップより簡単だから。」というわけで、Mちゃんと同じくらいにできあがりました。

                                

 ひろしちゃんは、二つの刻印を組み合わせてひまわりのような模様にしました。色を付けるとき、ふつうは、「拭き染め」と言って模様部分に淡い色をぬり、その上から、濃い色の染料を布につけて、全体を拭くようにして染めていきます。すると、もようの引っ込んだ部分が白く残り、高い部分に濃い色が付いて浮かび上がってくるのです。ちょうど版画の原理です。ところがひろしちゃんは、模様より地の部分の色を薄くしたいと言う・・・ そこで、花の部分を丁寧にぬり、その上からボルドー色でこれもはみ出さないように注意深くすり込んで花びらの形を浮かび上がらせることにしました。 地の色はボルドー色をごくごく薄くしてぬりました。

 うーん、若い人と制作すると勉強になりますね。今までMちゃんやひろしちゃんのようなやりかたをしてみようとも思っていませんでしたから。娘ぶじこの作ったベルトもそれはそれは奇抜なショッキングピンクです。

 ひろしちゃんの印鑑ケースはとてもかわいいと思うのですが、彼女がイメージしたのとはちょっと違っていたみたい。いまごろはひろしちゃんのママの物になっているかも?

 ちなみにわたしの作ったキーホルダーです。 

 

 

 

 

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母の天気予報

2007-08-14 00:49:54 | くらし

               

 昨日、お墓掃除がすんでふと空を見上げたら、夕焼け雲が広がっていました。あんまりきれいなので、急いで車にカメラを取りに行き写しました。その間、ほんの2,3分だと思うのですが、早くも暗くなりかけました。それでも十分きれいな夕焼け雲でしょう?

 わたしの家から夕焼けが見えることはめったにありません。西の方に山があるせいでしょうか。生まれ育った所は、西側はずっと遠く松山市まで平野が広がっていましたから、きれいな夕焼けを見て育ちました。だからたまに夕焼けが見られた日は、うれしくてしばらく空を眺めています。刻々と変化する空の景色は何度見ても見飽きることがありません。

 子どもの頃、母がよく言っていた言葉があります。

 「夏の夕焼け川むこ(向こう)越すな、秋の夕焼け鎌を研げ」

 夏夕焼けになると明日は雨になるから、川の向こうへは行ってはいけない(川が増水する)。秋に夕焼けになると次の日はよい天気だから、鎌を研いで農作業の準備をしなさい。ということだそうです。ほかにも「朝曇り大日のもと」・・・朝曇っていると午後は晴天の暑い日になる。「朝ぴっかり・・・何とか何とか・・・」 後の言葉を忘れましたが、朝からぎらぎらと太陽が照る日は、午後から雨になる。と言った意味の言葉などをよく言っていました。そしてその言葉はよく当たるのです。

 けさ、水の音で目を覚ましました。雨です。やっぱり母の天気予報はよく当たります。昨日夕焼けだったからね。それにしても雨の降りようのわりに水音が大きい、と思ったら、雨の中で畑地灌水をしているのでした。ちょうど隣の柿畑のエリアに水がかかっていたので雨音のように聞こえたのです。雨はほんのちょっと降っただけでやみました。あの程度の雨だと乾ききった畑には焼け石に水なので、雨が降っても灌水をする、というわけです。

 

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