夏休みと言えば自由研究。娘たちが小学生の頃は、「理科研究」か「統計グラフ」が必須の宿題で、どこのうちでも頭を悩ませたのではないかと思います。わたしも「ふだんほったらかしなんだから、夏休みぐらい一緒に勉強せよ」とかなんとか担任の先生に言われて、せっせと研究に励みました。
今日は、昔を思い出してミニ理科研究を・・・・
今年の春エンサイの種をいただいて蒔きました。空芯菜とも言うそうで、水と肥料をたっぷりやればぐんぐん育つそうです。ところが、乾き気味の畑に蒔いたうちのエンサイはなかなか育ちません、おまけに芽が出る片端から夜盗虫にかじられて5,6本になってしまいました。なかなか食べることにならないわと、ぼやいていたら驚くべきことを教えてくれました。「茎を切って畑に挿しておいただけで増えるよ。」と。
エンサイ
中は空洞
半信半疑で挿しておいたら、本当に活着したのです。挿し木や挿し芽で増やす植物は多々ありますが、わたしの知っている植物は、かなりデリケートに管理しなければ枯れてしまいます。炎天下に水をやっただけで活きつくなんて。しかもさらに驚くべきはその、根の出る速さです。なんと、24時間で根が出ます。 24時間後、葉のついていたところから小さな根が
36時間後 右端のエンサイには根の上に新芽が見えます
48時間後 根はこんなに長くなりました。
この成長の早さは、気温に関係あるのでしょうか。同じように切った茎を同時に冷蔵庫に入れましたが、こちらのほうは48時間たってやっと根が出そうな気配。でも、冷蔵庫の中は真っ暗で、一方は室内の光がありますから全く同じ条件ではありません。
成長のちがいは温度か光か。温度だとしたら成長に最適な温度は何度なのか。
根の伸びる速さは1日中同じなのか、昼と夜とで違うのか。
水だけでなく、液肥を混ぜたらどうなのか。発根促進剤だとどうか。
次から次へと疑問はわいてきますが、もうそこまで追求する意欲はありません。なんせ、宿題じゃないですからね。でも、宿題の自由研究をどうしようかとお悩みのお父さん、お母さん、エンサイはお助けアイテムですよ。なんせ、勝負が早い。3日もあればとりあえずレポートにまとめるだけの結果が出てきます。今からでも間に合います。大がかりな設備はいらず、いろいろ条件を変えるだけで比較研究ができますよ。
夏休みも残りわずか、冬が寒い地方ではもう夏休みは終わりかもしれませんね。