22:15なり。
塾から帰ってきて、Twitterを見ていた。中世史の論文を拾っては、紹介してくださる方のTwitterがあって、(日本中世史論文bot)、その論文集にリンクを貼ってくださっているのだ。ありがたいことかぎりなし。フォローさせていただいているので、時々リンク先の論文を読ませていただいている。
そして、いつも思う。
オレは本当に勉強してこなかったなぁと。
慚愧の思いとはいうけれども、まさにそれを実感しているのだ。
定年まで、職業人をさせていただいたけれども、本当にやりたかったことは、今、オレがやっている駄文書きであったからである。退職する直前にも気がついたのだが、いかんせん遅かった。気がついたら退職しなくてはならなかったのだ。
経済の問題が大きかったのだ。つまり、職業人として、家庭人として、まずは食っていかなくてはならないからだ。そもそもオレは経済問題では苦労したなぁと思う。学部生の時もそうだった。カネがないから、苦学した。新聞配達をしたのだ。こんなことをして教員になったというのはあまりいないのかもしれない。
それでも、経済問題で大学進学を諦めようとしている生徒には参考になったと自負している。説得力が違ったのだ。オレは実際のところ経験をしているからである。
だからオレはそういう経済問題で退学をしていく若者のことを知るとナミダが出てきてしまうのである。
若者は、成長する。
成長した結果、社会が繁栄する。
社会は、そういう若者を援助すべきである。
諦めさせてはアカンのである。
青春に悔いを残してはならない。残させてもならないのだ。
これは、オレのようなじじいになっても、いつまでも悔いとして残るからである。
どこまでも若者の応援団でありたい。
そんなことを、塾から帰ってふと思ったのである。
マジに。