ジーサンやバーサンになったら、留意しなければならないのが、いかに前歴を捨てることができるかである。むしろ、新たな挑戦に生きることである。
老人になったからと言って、全部が全部洒脱になって、世の中から浮遊しているようなお気楽な爺婆になったと思っているとアカンですなぁ。
しみじみそう思う。まだまだ世間のことにこだわっている輩がたくさんいるからで。
特に退職後は、居住地周辺に老人のお友達を作ろうとしてきたからよけいそう感じる。老人大学しかり、老人クラブしかり。
つまり、まだまだ世間のしがらみが捨てきれないというやつである。
特に、他者との関係を上・下で見る視点を捨てきれないのが多い。これは***センセとか言われるセンセ族に多いのかと思っていたら、なんとなんと、民間人の方がエラそうにしているのがたくさんいる。
これじゃぁ、企業や公務員の方々もクレーム処理でたいへんだろうなぁと思う。ジーサンバーサン対策課というのがあったりして。会社なんかに。
つまり、ジーサンやバーサンになると、もうなんにも自慢するものが無いから、安易に他者に自慢して嫌われるってぇやつだ。
それで思い当たった。
嫁姑の関係である。
つまり若い嫁さんとバーサンとの関係性というのは、最悪であるということである。理性のかけらもないと言った方が当たっている。バーサンはバーサンで、年取って自慢するものがなんにも無いから若い嫁に指導者を気取って上から目線で指導する。そんなの若い嫁からしたらたまったもんじゃない。
うるせぇの一言である。
しかもバーサンはしつこい。言うことを聞くまでつまらないことをくっちゃべる。あ、私の古女房ドノは別ですぜ。そもそも同居していないから。
さらにある。
いろいろな人間の前歴を知りたがる。これもバーサンが多い。
こいつも困ったことである。
昨日の老人大学でもまた言われた。「**センセだったんでしょ?」って。むろん「忘れたですよん」と返答した。その手の話題は全部忘れたことにしているから、それでいいのである。言われたくないのである。そんな個人情報を知ってなにになるんじゃと思っているからである。
もう関係ねぇじゃないかというのが正直なところであるからだ。
ゲップが出るからだ。
だからもっと突っ込んできたら、「某大学で学業劣等で放り出されたバカジジイですよん。現役の大学生だったんです、(^-^)/」と言うつもりだった。
呆れてもうクチもきいてくれないだろう。そうなったら。
わはははっははっはははっはははノ「は」。
つまり、今日言いたいことは、いつまでたっても人間というのは、人の上に立ちたいというのがあるってぇことである。
これが柔道の世界ならわかる。段位が上がっていくから、それでいい。床屋の旦那も、運送屋のおっさんも、大工の棟梁も段位が上がれば、「***センセ」である。それはそれで生きがいなんだろうから、おおいに結構なことである。一つのことをずっとやってきた証であるからである。
だから、センセ稼業もずいぶん価値が下がったもんだと言っているつもりはない。塾の講師だって、センセ稼業であって、しかも素人である。教え方に関しては。
つまり、ジーサンやバーサンになったら、留意しなければならないのが、いかに前歴を捨てることができるかである。
むしろ、新たな挑戦に生きることである。
マジにそう思っているのだ。私は。
でないと、無為無策でもってダラダラと年をとっていくような気がしてならない。
その時に注意したいのが、「上から目線で他人を見ない」ということである。
日々新たである。
過去を捨て、これから大いに元気でますます明るく生きていきたいものである。
私の過去なんぞ、不浄そのものであるからなぁ~。
他人を批判できるほどの崇高な生き方もしてこなかったし。
ただのバカ、基地外の類いでございまするよん。
今日も、笑ってすごしまひょ。
それが一番いいから。
わはははっはははっははははっははっはははっははははっはって。
Bye-bye