豪雨の中を成田山に行っていた。勤行をしてきた。朝5時30分からである。豪雨にもかかわらず、たくさんの信徒がきていた。たいしたもんである。パワーがである。もっとも、ボキもそうか。そして、本格的な護摩行を見たのは初めてであったから、余計こころが洗われた。それだけ日々の生活がでたらめであったからである。
瞑想をしながら、一点に思いを集中していた。こんなだらけたジジイ生活をしていて良いのかってことだった。
結果は「それで良いのだ!」であった。いろいろプライベートで問題を抱えていたからだ。問題といっても、他人から見たらたいしたことではないかもしれない。
やはり家庭円満、健康長寿、学業向上、金満にめぐまれたいと思っているからである。ボキ自身のことである。
こういうことを朝の勤行で思うということが、まことにボキらしいなぁということなのである。
つまり欲得まみれなのだ。ちぃーとも悟っていないですなぁ(^0^)。
それから田中ひろみさんというエッセイストから、仏像についての講演をいただいた。会場を移してである。6時30分から8時まで。おもしろかった。ボキは、一生懸命情報カードを持参していたので、メモをとっていた。これはボキの企業秘密で、再現性抜群のメモである。英単語まで書いてある。イメージで英単語を覚えていくには、情報カードが一番良いからだが。どっちにしても大したことはない。所詮バカジジイの惚け防止のための手段であるからだ。
わはははっはははっははっはははっはははっはははっはははっはは。
しかしである。
質問コーナーになってから呆れてしまった。定年退職したとおぼしきジジイたちが、上から目線で講師を説教しているのである。つまり、おれは自分は要するにアタマが良くて、部下を何人にも使っていて、海外に飛躍して、大活躍して、その結果すばらしい人生を歩んできてというようなことを、恥ずかしくもなくマイクを通して自慢しているのだよん。呆れたねぇ。バカかと思った。要するに、自分が壇上に立ちたいという意図が見えたからである。
どこまでいっても競争社会を生きているのだ。いい加減にせいと怒鳴りたくなった。むろん止めたけど。
それにしても、男はバカである。女性は賢い。そんなくだらないトラブルには巻き込まれない。だから長生きするのだ。田中先生は大したもんである。怒りのかけらもない。
こういふヒトにボキはなりたい。
それから朝がゆをいただいた。初めての体験であった。タノシミにしていたのだ。
出てきた朝がゆはとても寺院のかゆとは思えないほどおいしかった。たくあんが二きれと、梅干し、それに味噌汁。お茶。ゆっくりと味わっていただいた。
こんなシアワセはない。
こういう生活が、健康のもとになるのだ。しかも無料である。全部無料。
明日もあるのだが、明日は講師が家田荘子女史である。拝聴したいのだが、残念ながら孫に会いに行くので無理。
しかし、良い体験をしてきた。
まさに「これで良いのだ」よん。これで。
BYE-BYE!