GWマレークッキングvol.5:Nangka Lemak(ナンカ・ルマック)

こんばんは。

もうとっくにGWは終わってしまいましたが、まだ引っ張るマレー料理編。
今回は新大久保まで探しに行った、青いジャックフルーツを使ったマレー料理、Nangka Lemak(ナンカ・ルマック)を作りました。

ここでミニミニマレー語講座ですが、Nangka(ジャックフルーツ)+Lemak(脂・脂肪)でジャックフルーツのココナッツ煮込みというような訳になります。
ペナンラクサのようなタマリンドの酸味を使ったタイプではないラクサ、Laksa Lemak(ラクサ・ルマック)はココナッツミルクをスープに使ったタイプのラクサです。

それはともかく、マレー料理の本の英文のレシピを翻訳しつつ材料を用意しました。

【材料】
ヤングジャックフルーツ:350g(種をとってひと口サイズにしておく)
唐辛子:3~5本(種を取っておく)
ホムデーン:3~4個(皮をむいておく)
1.5cmの生のターメリックを皮を向いてスライスか、粉末ターメリック小さじ1
油大さじ2
骨無し鶏肉200g(ひと口サイズにカット)
ココナッツミルク:375ml
塩:小さじ1
タマリンドジュース:大さじ2(30ml)
ターメリックの葉:1枚


生のターメリック(根っこ?)や葉っぱとか、入手が一筋縄ではいかないものは無視して作る事にしました。
買ってきたジャックフルーツ缶の中身は285g、ココナッツミルク缶は400mlとほぼ丁度いい分量でした。
さて、今回のマレー料理編の1番の目玉の、ジャックフルーツ缶を空けました!

 

…竹の子?(´・ω・`)
前日に刺身、煮物、ナシゴレンと食べまくったばかりですが…。
熟した実はフルーツガムみたいだと聞いている、このジャックフルーツ。
青い実はどんな味なんでしょうか。
ちょっとかじってみました。

…しょっぺぇぇぇえ!・゜・(ノД`)ノ・゜・。
缶詰の水が塩水だったので、塩味でした…。
ジャックフルーツの実自体に味はほとんどなく、水煮缶じゃなくて生の実が入ってるんですが、グニョッと柔らかい竹の子みたいな歯ごたえでした。

以下の手順はマレー料理の本をテキトーに訳したものです。

1.大きい実はひと口サイズにカットして、多めのお湯で10分ほど下ゆでしておく。



2.煮てる間にチリ、ホムデーン、ターメリックをミキサーに。回らない場合は少量の油を入れる。
3.中火で油を温め、それらと鶏肉を炒め、香りが出て鶏肉の色が変わるまで15分ほど炒める。

手順2と3は、サンバルソースで代用できそうなので省略して、油でサンバルソースとターメリックパウダー、鶏肉を炒めました。
ターメリックパウダーはこがさないように注意して炒めないと、土臭い感じが残ってしまいます。
今回もサンバルソースは例によって、ティースプーン1杯程度しか入れませんでした。



4.ココナッツミルク、塩、ジャックフルーツを加え、常に撹拌して煮込む。
火を弱火にして15分ほど煮込む。

…この料理、水分はココナッツミルクだけですm(_ _;)m
レシピ通りだと濃厚すぎかもしれませんし、ジャックフルーツの量が若干少ないので、ココナッツミルクは100mlほど減らして、その分水に変えました。

使わなかったココナッツミルクは、牛乳や砂糖、ゼラチンなどを沸かしてブラマンジェっぽくしてデザートにしました。



5.味を見て塩を足し、タマリンドジュースとターメリックの葉を加えて5分ほど煮たら食卓へ。すぐに熱々をいただく。
タマリンドは以前大阪のりえさんからいただいたものをぬるま湯で指で溶かして使いました。
という訳で、サンバルソースのおかげで拍子抜けするくらい簡単に出来ました。



レシピ本ではスープとして器によそってましたが、ご飯とルンダンと一緒にいただきました。
正直どんな料理なのか、どんな味なのか皆目見当も付かなかったのですが…。

…おろ?( ゜∀゜)ノィィョ
コレ、うまいですよ!


まるでタイのイエローカレーみたいな感じです。
カレーっぽくなるとは予想していなかったので、嬉しい誤算でした。
サンバルソースの辛さもちょうど良かったです。
もっとココナッツミルクが濃厚でくどいかと思いましたが、タマリンドのおかげかそうでもありませんでした。
鶏肉からのダシとよく合いますね。

そして気になるジャックフルーツですが。
アクが全くない、柔らかい竹の子みたいです。
他に表現のしようがないといいますか…うーん。
素材の味というのは、あまりないですね。

丸くて柔らかいもの(多分種だと思います)が時々入っていて、それが食感・味ともに大豆の煮豆です。
いやー、これは…。何とも面白い経験をしました。

これ、黙って出されたら竹の子だと勘違いする人が絶対いそうです。
逆にマレーシアの方に竹の子を食べさせたら、アクのあるジャックフルーツと思うでしょうね(ノ∀`)タハー

これは熟したジャックフルーツの実を、ぜひともマレーシアで食べてこなければいけませんね。
次回旅行時の楽しみがまた1つできました。

それでは、失礼します。

【過去記事】

GWマレークッキングvol.4:Nasi Goreng(ナシゴレン)(2010.05.07)

GWマレークッキングvol.3:Kari Ayam(チキンカレー)(2010.05.06)

GWマレークッキングvol.2:Rendang Lembu(ルンダン)(2010.05.05)

GWマレークッキングvol.1:Sambal(サンバルソース)(2010.05.04)
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