団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ラ・クァルティーナ

2010-10-08 17:20:39 | 音楽
                   ラ・クァルティーナ

                                     2010年9月19日(日)

 チェロという楽器の奥深さを知ることができた演奏でした。
 チェロは人間の声の音域に一番近い楽器といわれていて、そのためか、音が体に自然に入って共鳴します。

 カザルスの鳥の歌では、正に鳥のさえずりのような音色です。
 タンゴでは、バンドネオンで演奏しているかのような錯覚を起こさせる音がでます。

 また、特色のある音色があり、方やいぶし銀、方や艶やかな音を奏でます。

 N響のチェロ奏者のクァルテットですが、一糸乱れぬというのはこのことでしょう。実に見事なアンサンブルです。


 バッハのシャコンヌは色んな楽器で演奏されますが、チェロの四重奏というのは、この曲の精神性の深さを表現するにはピッタリだと思いました。やっぱり、バッハは神に一番近い音楽です。この曲を聴けただけで、もう満足です。


 とは言うものの、バルトークやショズタコービッチを聴いてみたい気がしました。
 


(プログラムの一部を紹介)
・バッハ      アリア
・バッハ      シャコンヌ
・カザルス     鳥の歌
・ラブ・ミー・テンダー
・シェルブールの雨傘
・タンゴ



2010年8月30日、広島市中区「広島県民文化センター」。






コメント (2)
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