投票へ行かなかった人は現政権支持?
2014年12月26日(金)
私のブログにコメントを寄せてくる人は、私の知合いを除けば、稀です。(ブログのアクセスランキングは4千番台ですから、ブログを見ている方はそんなに少ない方ではありません。)
最近コメントを寄せてくれた方の意見を見て、私は噴き出してしまいました。その内容に対してではありませんよ。そんな、コメントを寄せた方に失礼ですから・・。
次です。
「・2014-12-23 11:01:23全国投票率 約52.7%
沖縄投票率 約52.4%
マスコミはコレを報じず、沖縄だけall沖縄!自民敗退!民意だ!と言います。
全国と同じく沖縄でさえ47%は投票に行ってません。
この47%はマスコミ風に言えば、”沖縄で当選された方に白紙委任状を任せたわけではない!”という住民になるはずです。(安倍政権に白紙委任状を任せたわけではない!とよく言ってるので・・)
勘違いしてはならないのは、投票に行かなかった国民はとりあえず現状維持でもよく、積極的ではないものの現政権を支持していると考えるべきだ、ということだと思います。」
この方の主張の主眼は、「投票に行かなかった国民はとりあえず現状維持でもよく、積極的ではないものの現政権を支持していると考えるべきだ」ということです。
私は、我がヤベー首相が、選挙結果が判明した直後の記者会見で同じようなことを言ったとしたら、どのような展開になるかを想像して、噴き出したのです。
権力者は、謙虚でなくてはならず、それと真逆の発言ですから、広範に世の批判を浴びることになり、内閣が崩壊するまでとはいかないまでも、身内からも批判が続出し、その弁明に追われることになるでしょう。みっともない姿を晒すことになるのです。
一方、この方の言っておられる内容「積極的ではないものの現政権を支持している」は、正しいとは思えません。
大阪のラジオ局が、投票へ行かなかった人を調査したそうです。「仮に、投票へ行ったとしたら、どの政党に投票したか?」。結果は、
・共産党 45%程度でした。(私の記憶では)
・自民党 25%
・民主と維新が各 10%
・公明 0
ただ、重要なことは、選挙に行って政権党以外の候補者に投票した人も、投票へ行かなかった人も、政権が行う政治に対して、連帯責任を負わされるということです。そういう意味では、反政権の人でも選挙に行かなければ、「現政権を支持している」と見做されて仕方ないということは言えるかも分かりません。
投票へ行くことは、そのような観点からも、非常に重要と思います。
なお、この方は「沖縄で当選された方に白紙委任状を任せたわけではない」とも言っておられますが、これは何かの勘違いでしょう。「白紙委任状云々」は権力者が言われることです。