ヤベー首相の狡猾
2014年12月1日(月)
総選挙なるものが行われるそうです。(他人事風に書いたのは、私自身白けた部分があるからです。)
ヤベー首相は、消費税先送りの判断を民意に問うと言っていますが、これを真に受ける人はいないでしょう。
私は、ヤベー首相の本心は、有権者をだまして票をかすめ取ることにあると思います。総選挙は本来民意を問う場ですが、ヤベー首相によると、有権者をだます場!にするということです。民主主義の根幹を否定するようなものです。
消費税の増税にはほとんどの政党が反対しており、争点になりません。国民も消費税増税には反対しており、その歓心を買うようなことで「信を問う」とは、正に狡猾で、民主政治を愚弄するものです。
問われるべきは、2年間のヤベー首相が行ったことです。①ヤベーノミクス(格差の拡大)、②集団的自衛権の閣議決定、③原発再稼働、④沖縄辺野古基地移転。国民の多数が反対することを、「見解の相違です」の一言で無視して暴走している政治です。
ただ、私はヤベー首相の狡猾さに感心することがあります。それは、選挙を後にすればするほど支持が少なくなることを見通しているだろうということです。そういう意味では、追い詰められての解散であると思います。
結果は、戦後最低の投票率で、自民党は50議席くらい減らしますが、それでも選挙区選挙では4割近い得票率で7割近くの議席を獲得するでしょう。全体でみれば、相対的多数を獲得することになります。
そして、狡猾なヤベー首相の真骨頂は、晋ちゃんは「信を得た」として、暴走政治を更にアクセルを踏みこむ根拠にすることです。
しかしその暴走はいずれ、国民という壁に衝突して砕け散るという運命になるでしょう。