広島交響楽団第419回定期演奏会
2022年03月08日(火)
3月5日、広島交響楽団第419回定期演奏会へ行って参りました。
・ハイドン チェロ協奏曲第1番ハ長調
チェロ:山崎伸子
・マーラー 交響曲第5番嬰ハ短調
指揮:円光寺雅彦
ハイドンのチェロ協奏曲は、終楽章が颯爽とした感じがする楽曲で、昔良く聴いていました。チェロの音量がもっと欲しかったです。
アンコールは、カザルスの鳥の歌でした。プーチンロシアがウクライーナに侵攻し、今正に世界の平和が脅かされている状況で、時宜を得た曲でした。心に染み入り、一筋の涙が両頬を伝わって流れていきました。
余談ですが、山崎さんと円光寺さんは、パートナーと言うことです。(ネット情報)
マーラーの5番は、うぅーん、いろいろと派手ばでしい曲ですが、全体を聴いてみて、迫力はありますが、あまりまとまりを感じない曲でした。大太鼓とシンバルは出番が多く、大変でした。
30歳頃でしたので、もう45年前ですが、チケットをもらってショルティ:シカゴの演奏で聴いたことがあります。音量がド迫力で、椅子がブルブルと震えたのを覚えています。広島交響楽団はそこまでの音量はありません。
私は、マーラーの曲を聴くと、クリムトの絵を連想するのです。どちらも絢爛豪華で、退廃を感じます。ある楽友にそのことを言ったら、彼も「退廃」を感じると言っていました。勿論、そんなことは否定する人もいらっしゃいますよ。
花束を持っているのは、コンマスの佐久間さんです。3月末で退団とのことでした。
プーチンロシアは、何をするか分らないメッセージを世界に発信しています。何をするか読めないということは恐怖ですよね。一番は「核」です。
昔、中学校の先生が、「失うモノがない人間ぐらい強いことはない」と言っていたのを思い出します。プーチンって、もはや、失うモノはないのでありましょう。世界を敵に回して、末路は悲劇に終わることぐらいプーチンにも分るハズでありますから。今言論統制をしていてロシアでのプーチンの支持率は高いと言われていますが、(統計操作をしている可能性があると思います。)やがて、ロシア国内でもNo!という声が大きくなることは、時間の問題です。
ウクライーナの抵抗は、長期間に及びますので、そりゃ、誰が考えたって、ロシア国内の世論の方が早く変わることは想像できます。要するに、プーチンの失脚は時間の問題ということです。