2022「平和の夕べ」コンサート マーラー 交響曲第3番
2022年08月13日(土)
5日、広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサートへ行って参りました。
音楽って、聴く時の気分により、随分と印象が変わるものであります。
この日の「気分」って、あーらまーら、マーラーに向いていなかったのかも知れません。
演奏曲目は、交響曲第3番で100分になんなんとする大曲で、オケも弦5部で60人、総勢100人は優に超え、メゾ・ソプラノの独奏もあり、更には合唱もつくという、にぎにぎしい曲であります。パーカッションの動きが多忙で、シンバルが3台同時に「バシャーン」というシーンもあります。
第一楽章の冒頭ホルン8台の音に度肝を抜かれます。一本の楽器のような音を出すのであります。お見事と言わざるを得ません。
ただ、しかしです。この第一楽章は冗長に聞えました。マーラーの曲でこんなに退屈な気持ちになったのは、初めてであります。
第6楽章が終楽章となっていて、ようやく、私の気分が感じられるマーラーが登場するのでありますが、それも短時間でありました。
これで、マーラーの交響曲は、8番を除き全部経験しました。死ぬまでに8番を聴く機会を作りたいというか、あれば、あーらまーら幸せであります。
佐村河内守の交響曲「広島」は、この3番のメロディを拝借している部分があります。佐村河内守の曲の方が、私は感動いたします。→これも、「気分」によるのかな・・?
演奏:広島交響楽団
指揮:クリスチャン・アルミンク
メゾ・ソプラノ:藤村美穂子
合唱:東京混声合唱団 エリザベト音楽大学合唱団 ひろしまオペラルネッサンス合唱団 NHK広島合唱団
2022年8月5日 広島文化学園HBGホール