核兵器禁止条約発効へ
2020年10月27日(火)
私は、胸が震えました。核兵器禁止条約が発効となるのです。
私が高校生の時、55年前になりますが、原水爆禁止の署名活動をしておりました。
当時は、アメリカとソ連が核開発競争を行っていて、核兵器禁止条約なんて想像も出来ませんでした。
原水爆禁止運動は、当時は日本では盛んでしたが、世界的には広がらず、今と比べて隔世の感があります。
日本の広島・長崎の運動が世界を動かしたと言って過言ではないと思います。
微力ながら、核兵器禁止運動を行っていた高校時代を思い出し、胸震えたのであります。
26日の朝日新聞です。
広島県知事、広島市長の行政のトップと運動団体のトップが並び立つというのは、珍しいことです。
それだけ、この条約の発効ということは、歴史的に画期的なことと思います。
28日の朝日新聞です。
ICANの川崎さんが、日本政府を痛烈に批判しています。
世界には、「核廃絶を求める人たち」と「核に固執する勢力」、この二つしかありません。日本政府は、核保有国と非保有国との「橋渡し」をすると言っています。一見中立的立場を取っているようでありますが、核抑止の立場に立つ日本は中立ではありません。今回の条約は、核兵器を使うと威嚇することも禁止としています。核抑止って、この威嚇であります。
26日の赤旗です。
佐久間さんは共産党系で、箕牧さんは、旧社会党系です。赤旗に社会党系の団体のコメントが出るって珍しいことです。
高校時代は、原水禁運動を巡って、旧社会党と共産党が激しい対立をしておりました。旧社会党系は、全ての国の核実験に反対という立場でありました。共産党系は、意見の一致点で共同しようという立場でありました。私自身は良く分かりませんでしたが、友達関係が共産党系であったためそちらの方についていました。主体性のないことであります。(笑)
この核兵器禁止条約を契機に、旧社会党関係と共産党関係の団体の共同が広がるような気がいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます