ゴーン前会長 容疑を否認
2018年11月27日(火)
有価証券報告書に嘘を記載したとして逮捕されている、カルロス・ゴーン容疑者が容疑を否認しているそうな。
26日の朝日新聞です。
犯罪の構成要件であるとか、事実認定についての手法も知りません。まして法的知識がある訳でありませんので、ゴーン氏が有罪になるかどうかも分かりません。
ただ、よく分かるのは、ゴーン欲な方であるということです。
在任中の報酬が高いと批判を浴びるからって、在任中の報酬を少なく見せかけ(実質報酬の)一部を退任後に受け取るなんて、普通有り得ないでしょう。まぁ、退職功労金に見せかければOKと考えたのかも知れませんが、その支給に関しては社内ルールはどうなっているの?と思います。ゴーン氏が好きに決めるってことであれば、株主利益はどうなるの?ってことになります。ゴーン氏って、日産のために働くって言っていませんでした? 今となると自分の欲のために日産を利用したのではないかということがハッキリしたと思います。
27日の朝日新聞です。
朝日新聞は、ゴーン氏逮捕の報道以来、毎日一面トップでゴーン氏関係の報道をしています。
この27日の「私的損失 日産に付け替えか」という報道も衝撃的であります。ゴーン氏が私的な投資で生じた約17億円の損失を日産に付け替えた疑いということです。この報道が本当なら、俄かには信じがたいことであります。
これ、事実としたら、間違いなく背任になりますですな。会社への裏切りですから、ゴーン氏の功績と言われている日産を建したという評価は帳消しどころかマイナスになるものであります。
11月25日、高名な自動車評論家氏がそのブログで次のように書いておられます。(一部抜粋)
しかも現段階は税金使い込んだんじゃなく会社のお金という容疑。このままだとフランス政府からけっこうなプレッシャーが掛かってくると思う。ホテルのような暮らしをさせろ、ということじゃない。脱税になれば私らと関係してくるけれど、それだって欧州の常識だと推定無罪だ。とっとと捜査を終わらせ、もし脱税なら多額の税金を支払って頂き、お引き取り願う方が日本にとっても得。
怒りを買えばフランスから意趣返しをさえれてしまうかもしれません。とにかくゴーンさんは藍綬褒章まで貰っている。少なくとも日産を再建し、日本に大きな利益をもたらしている。人間、恩を忘れたらアカンです。よく「2万人の首を切った」と言われるけれど、それで日産の生産台数が激減したということもない。むしろゴーンさんの前の経営陣がやるべき仕事だったんだと思う。
「税金を使い込んだんんじゃ」ないから、・・・「お引き取りを願う方が日本にとっても得」と言っておられます。暴論でありますな。税金とか会社の金とかの問題ではありません。犯罪を犯したかどうかの問題です。もし犯罪に認定されれば、日本の司法により裁かれなければならないもので、「お引き取り願う」のではなく、(恐らくですが多分懲役になると思いますが)刑に服してもらうことになるものです。勿論日本の刑務所ですよ。
「ゴーンさんは紫綬褒章まで貰っている。・・人間、恩を忘れたらアカンです。」と言っておられます。この評論家氏に返す言葉としては、「それが何か?」であります。紫綬褒章を貰った人間だからといって、量刑に影響はありません。「恩」って、先にも書いたように、日産のためではなく、私利私欲の為にやったことが今時点で明らかになった訳であります。
この評論家氏の見解が27日の朝日新聞の報道により、少しは公平なものになることを期待するものであります。
それとも、自分が書いたことに恥入り、沈黙するかも・・。
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