団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

人口ボーナス

2013-03-25 18:28:22 | 社会
                           人口ボーナス

                                                   2013年3月23日(日)

 「人口ボーナス」なる言葉があることを知りませんでした。

 「人口構成による配当」ということだそうです。つまり働く世代が多いと他の世代は働く世代から配当を受け取るということです。

 アジアでは、経済成長を後押ししていた人口構成による配当が期待できなくなってきていると言います。

 日本はアジアの中では最初に「配当」がなくなった国ですが、韓国やシンガポールは既になくなりつつあり、中国やタイも2020年までになくなると言います。


 以下、3月15日の朝日新聞の記事を引用します。

 例えば、中国では、1980年から2010年の間で毎年の経済成長率の0.7~2%分が人口ボーナスの効果でした。しかし、10~20年では、その効果は年0.2%未満に減り、20~30年には逆に年0.8%分、成長を押し下げてしまいます。



 人口ボーナスがなくなる時代は、つまり高齢社会で経済成長率が低下するということです。



 私は、高齢化の進展つまり経済成長率が望めなくなる時代に、社会保障制度をどのように構築するかは非常に大きな問題と思っていますが、発想を変えればそんなに深刻な問題ではないと思っています。
 発想を変えるとは、みんなで「シェア」するということです。家族関係では既にその兆候が現れています。私は団塊の世代ですが、我々団塊の世代は子ども達(働いている世代ですが)に配当を配る方になっているということです。例えば、食事に行ったりすると割り勘ではなく、on parents なんです。もっと前の時代、私達が現役の時代は、親と食事に行くと on me でした。
 
 つまり、家族関係でいえば、働いているか否かに係わらず持っている者が配当するという構造になっているのです。

 これを大きく世の中に当てはめれば、持てるものが持てざる者に配当を配るという極めて合理的な仕組みを作るだけのことです。


 「シェア」とは一般に「分かち合う」という意味ですが、株式という意味もあり、株を持っていれば、配当をもらえます。この語源から「株式→配当→分かち合う」という極めて合理的な考えが出たのではないでしょうか! (^_^;) (相当苦しい)

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