徒然草 兼好法師 ひろさちや・編訳
2017年4月4日(火)
本のシェアをしています。この本は、友人から私へ回ったものです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d9d0b77de685ee8491089e29d054eae3
興味のない本でも、結果的には教訓を得ることがあります。予想外の収穫?です。
次は、この本に記述していたことではなく、TVの兼好に関する番組で放送されたものです。
・人がこの世に生まれてきたからには、あれやこれやと願うことが数多あろう。
第一に名誉、第二には色欲、第三には食欲である。あらゆる願いもこの三つ程切実ではない。
しかし、この願いを追い求め過ぎるのは、多くの苦労を伴う。求めないに越したことはない。
衣・食・住・薬が手に入らないことを「貧しい」という。
衣・食・住・薬以外を欲することを「贅沢」という。
なかなか、含蓄のある言葉と思います。ただ、金銭欲がないのが気になります。兼好は、出家しましたが、経済的に困らない環境にあったといいます。つまり金銭で苦労する経験がなく、抜けてしまったものか・・?等と、浅薄な憶測をしてみます。
現代社会をみると、この金銭欲が諸悪の根源のような気がします。富の集中による、貧困と格差の拡大ですね。
貧しい、贅沢の区分ですが、現代においては、「教」が入るでしょうね。スタートの平等を確保する意味でも、大学までの教育は無償にすべきです、と強く思います。
徒然草は高校の時古文で出てきたような気がします。漢文・古文は、聞いただけで嫌でした。その印象が残っているのか、率直にいって、面白い本ではありません。確かに現代における教訓として通じるものもありますが・・。私の専らの関心は、現在起こっている政治状況であり、そういったことに繋がる教訓的なものがなかったのが私にとって物足りない結果となったと思います。
この本も次へ回します。
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