軍都廣島 清水章宏・橋本和正著
2017年11月12日(日)
私は、本を読みません。という訳で買いません。ただ、全くということでないことは勿論です。この著書「軍都廣島」も何時買ったか忘れていますし、読んでいませんでした。
ただ、読む契機になったことがあります。それは、今年9月9日に金輪島へ行ったことです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/e1ba50b045ef33b0a79e48fdcd3b8ab5
金輪島は、いってみれば、要塞だった訳ですが、この「軍都廣島」には、載っていません。金輪島でお話しを伺った江種裕司さんの話だと、そういう記録は破棄されたからだということでした。戦前版「加計」ですわ。
広島は、大本営がおかれるなど、軍都として強力な役割を果たし、アジアへの加害の歴史があります。一方、原爆投下という被害の歴史もあります。このことを明確にしようというのがこの本の取り組みです。
著書の橋本和正氏は、叔父が少尉でした。「叔父を含め戦争犯罪者として処刑された人を『戦争犠牲者』の一人とする考えがあります。戦争犯罪を『命令されたもの』として、免罪する向きもあります。わたしも戦争犯罪処刑者を肉親にもつ一人として理解できないではありません。しかし、それではその先のことを考えなくなってしまい、『私の戦争責任』が問われるように思えてなりません。私は事実をきちんと受け止め、事実に向き合って生きたいと思います。」という言葉が印象的でした。
今の日本は、きな臭くなっていて、9条改憲が行われ戦争する国になる可能性があり、そうなれば当然戦争犠牲者が出ます。そうなった場合、誰の責任か?ということは一人一人の国民が自らのこととして良く考えなければならないことと思います。
(追伸)
この本は私が持つよりか、江種さんに持っていただく方が良いので、差上げることにいたしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます