遠き旅路 能島龍三著作
2019年7月27日(土)
最近読んだ本で、感動したものがあります。といっても、私ゃ、本当に本を読まないので、数多くの本の中で感動したというものではありません。(汗)
「遠き旅路」という本です。小説ということになっていますが、ノンフィクションといっていい内容です。
「日中戦争は阿片戦争だった」という記述があります。「阿片戦争」といえば、イギリスが中国に仕掛けた戦争しか思いつきません。ネットを検索すると、イギリスの汚いやり方だという記述があります。戦争に綺麗も汚いもないものと思いますが、心情的にはそう思うようになるということでしょう。
日中戦争が阿片戦争だったということに関して本が出版されていますが、まだ一般的にはなっていないようであります。日本もイギリスと同様汚い戦争をした訳であります。
日本人は、戦前に日本が行った大東亜戦争という名目の侵略戦争に向き合う必要があると思います。このことを、しっかりと自覚させられる本でありました。そのことが感動したのです。
「阿片戦争」ということを裏付けることがあります。80歳代の方ですが、満州へ行っていて手記を私に送っていただいた方があるのです。
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https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/4981b3078eca55dc69c6ec8444b758bf
この方は、赤嶺地区というところに住んでいたのですが、「関東群はアヘンを利用して満州人の傀儡かを狙い又軍の資金源としたのです。」という記述があります。
私は、この方に、この本を謹呈しようと思います。
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