合奏4、会議2、積み込み1、送迎3と、かなり働いた。
部員諸君も、今日はよく吹いた。
残念ながら、終わり頃は音が汚くなってしまった。これも課題。
明日の保護者会資料は印刷したので、あと夏期講習のテキストやろうかな。
「うつくしかなり」は「うつくしかんなり」と読みます。
「うつくし」の連体形「うつくしかる」が音便化したものです。
平安時代、「ん」という平仮名は一般に用いられないので、「うつくしか」としか書いてないけど、「うつくしかん」と読んでください。
「子になりたまふ人なめり」を「人なんめり」と読みましたね。それと同じです。けっして形容詞の九州弁形「うつくしか」じゃないよ。
というような説明を先日授業でした。
でもほんとに、「うつくしか」「たのしか」みたいな九州弁は、古典で勉強する形容詞の連体形のなごりかもしれない。
ちゃんと調べればどこかに書いてありそうだ。
九州弁(といってもいろいろあるのだが)は、関西系のことばの次に、日本人の多くが理解できる、というか市民権を得ていることばではないだろうか。
佐田玲子(さだまさしの妹さん)の「好いと」という歌は九州弁の歌で、歌詞の内容も、曲想も、ふつうにきれいなバラードなのだが、九州弁を用いたことでものすごく心にしみる作品になっている。
そんなに悲しそうな瞳(め)をせんでいいとよ
なにもあんたが悪いとじゃないでしょう
わたしがついて行くことで あんたの荷物になる
判っとって 一緒に行くわけには いかんだけ
と始まる、別れを唄った歌だ。
あなたは自分の夢のためにがんばってほしい、私は足手まといになるから田舎に残ります、という演歌によくある内容ではある。
ところが歌詞を方言にしただけで、たちまちこのシーンがなまなましい現実感をもってイメージされるのは、不思議だ。
好かん 好かん あんたのその大きな背中
どんなときも やさしすぎる あんたの その温もりが
好かん
このサビの「好かん」がいいなあ。
佐田玲子さんは、楽曲もきれいだし、歌もお兄ちゃんよりよほどきれいなのだが、何かインパクトが足りないかなと思うこともある。
で、この「好いと」が心をうつのは(もちろん自分の勝手な趣味の話なのですが)、きれいなだけではない「何か」にあたるものが感じられるからだ。
たてもあっている、ピッチもあっている、音色もきれいなバンドで、もし何かものたりもないものがあるとしたら、そういうもの(だから、どういうもんやねん!)かなと漠然と思うのだ。
なので、まずたて、ピッチをあわせてみたいのだ。
その先にあるものを探しにいってみたいのだ。
部員諸君も、今日はよく吹いた。
残念ながら、終わり頃は音が汚くなってしまった。これも課題。
明日の保護者会資料は印刷したので、あと夏期講習のテキストやろうかな。
「うつくしかなり」は「うつくしかんなり」と読みます。
「うつくし」の連体形「うつくしかる」が音便化したものです。
平安時代、「ん」という平仮名は一般に用いられないので、「うつくしか」としか書いてないけど、「うつくしかん」と読んでください。
「子になりたまふ人なめり」を「人なんめり」と読みましたね。それと同じです。けっして形容詞の九州弁形「うつくしか」じゃないよ。
というような説明を先日授業でした。
でもほんとに、「うつくしか」「たのしか」みたいな九州弁は、古典で勉強する形容詞の連体形のなごりかもしれない。
ちゃんと調べればどこかに書いてありそうだ。
九州弁(といってもいろいろあるのだが)は、関西系のことばの次に、日本人の多くが理解できる、というか市民権を得ていることばではないだろうか。
佐田玲子(さだまさしの妹さん)の「好いと」という歌は九州弁の歌で、歌詞の内容も、曲想も、ふつうにきれいなバラードなのだが、九州弁を用いたことでものすごく心にしみる作品になっている。
そんなに悲しそうな瞳(め)をせんでいいとよ
なにもあんたが悪いとじゃないでしょう
わたしがついて行くことで あんたの荷物になる
判っとって 一緒に行くわけには いかんだけ
と始まる、別れを唄った歌だ。
あなたは自分の夢のためにがんばってほしい、私は足手まといになるから田舎に残ります、という演歌によくある内容ではある。
ところが歌詞を方言にしただけで、たちまちこのシーンがなまなましい現実感をもってイメージされるのは、不思議だ。
好かん 好かん あんたのその大きな背中
どんなときも やさしすぎる あんたの その温もりが
好かん
このサビの「好かん」がいいなあ。
佐田玲子さんは、楽曲もきれいだし、歌もお兄ちゃんよりよほどきれいなのだが、何かインパクトが足りないかなと思うこともある。
で、この「好いと」が心をうつのは(もちろん自分の勝手な趣味の話なのですが)、きれいなだけではない「何か」にあたるものが感じられるからだ。
たてもあっている、ピッチもあっている、音色もきれいなバンドで、もし何かものたりもないものがあるとしたら、そういうもの(だから、どういうもんやねん!)かなと漠然と思うのだ。
なので、まずたて、ピッチをあわせてみたいのだ。
その先にあるものを探しにいってみたいのだ。