2学年だより「干されに不思議の干されなし」
倉持由香さんがまだメジャーになれない頃、自分を見返すきっかけになる言葉に出会う。
あるグループアイドルについてのブログを読んでいた。男遊びをしていたメンバーの写真が流出した事件について、ファンが感想を寄せていた。
「何で運営から推されないのかと思ってたけど、真面目に活動に取り組まないで遊んでばかりだったからなんだな」。そして「干されに不思議の干されなし」と続く。
~ 当時の私は、今の事務所に入ったばかりでした。そもそも今の事務所に所属した理由は、グループアイドルが雑誌の表紙を席巻している時代に、グラビアアイドルながらも表紙を飾っていた佐山彩香ちゃんがいたからでした。対抗できる子が所属している事務所に入れば、いわゆるバーターで仕事がもらえるのでは? という淡い期待があったからです。ですが、現実はそんなに甘くなく、所属して1年ほどは撮影会しか仕事がありませんでした。毎日のように「なんで私には仕事がないんだろう?」と悶々としていた私には、すごく深く刺さったので今でも印象深いです。
この言葉の真意は「何事も原因は自分にある」ということだと思います。仕事がないのは事務所やマネージャーさんのせいではなく、自分で仕事を取るために能動的に動いていないからだということです。
仕事がなかったり、稼げないことを誰かのせいにしているままでは成長できません。その姿勢は事務所側にも伝わってしまうので活躍の場もどんどん狭まっていきます。事務所側に立って考えてみると分かりやすいのですが、同じ顔面レベルの子が二人いたら、きっとやる気があって能動的に動ける子の方を推したいと感じると思います。事務所が推したくなる存在にならなくてはいけません。周りの環境は自分ではどうにもできないものだし、変えることができるのは自分自身だけです。今くすぶっているならば原因は自分にあると考えて、悩んだり愚痴をこぼす時間を何か一つでも前向きなことに使った方が有意義だと思います。 (倉持由香『グラビアアイドルの仕事論』星海社新書) ~
スポーツの世界にも「負けに不思議の負けなし」という言葉がある。
勝ちに不思議の勝ちはある。しかし、「負け」については、明確にその原因を指摘することが出来るという言葉だ。自分にあてはめて振り返ってみたなら、どうか。
試合で負けたことも、試験で結果が出なかったことも、客観的にみるならばそこに「不思議」はないはずだ。
それでも、そんな自分から目をそらすように「ついてなかったから」とか「理由がわからない」とつぶやいてみたりする。
「全然だめだった」と完敗を認める言葉も、現実から目を逸らしているという点では同じだ。
潔いのではなく逃げだ。
誰のせいでも、すべては自分の責任だ、自分でやるしかないと気づいたならば、一歩前へ進めたということになる。
倉持由香さんがまだメジャーになれない頃、自分を見返すきっかけになる言葉に出会う。
あるグループアイドルについてのブログを読んでいた。男遊びをしていたメンバーの写真が流出した事件について、ファンが感想を寄せていた。
「何で運営から推されないのかと思ってたけど、真面目に活動に取り組まないで遊んでばかりだったからなんだな」。そして「干されに不思議の干されなし」と続く。
~ 当時の私は、今の事務所に入ったばかりでした。そもそも今の事務所に所属した理由は、グループアイドルが雑誌の表紙を席巻している時代に、グラビアアイドルながらも表紙を飾っていた佐山彩香ちゃんがいたからでした。対抗できる子が所属している事務所に入れば、いわゆるバーターで仕事がもらえるのでは? という淡い期待があったからです。ですが、現実はそんなに甘くなく、所属して1年ほどは撮影会しか仕事がありませんでした。毎日のように「なんで私には仕事がないんだろう?」と悶々としていた私には、すごく深く刺さったので今でも印象深いです。
この言葉の真意は「何事も原因は自分にある」ということだと思います。仕事がないのは事務所やマネージャーさんのせいではなく、自分で仕事を取るために能動的に動いていないからだということです。
仕事がなかったり、稼げないことを誰かのせいにしているままでは成長できません。その姿勢は事務所側にも伝わってしまうので活躍の場もどんどん狭まっていきます。事務所側に立って考えてみると分かりやすいのですが、同じ顔面レベルの子が二人いたら、きっとやる気があって能動的に動ける子の方を推したいと感じると思います。事務所が推したくなる存在にならなくてはいけません。周りの環境は自分ではどうにもできないものだし、変えることができるのは自分自身だけです。今くすぶっているならば原因は自分にあると考えて、悩んだり愚痴をこぼす時間を何か一つでも前向きなことに使った方が有意義だと思います。 (倉持由香『グラビアアイドルの仕事論』星海社新書) ~
スポーツの世界にも「負けに不思議の負けなし」という言葉がある。
勝ちに不思議の勝ちはある。しかし、「負け」については、明確にその原因を指摘することが出来るという言葉だ。自分にあてはめて振り返ってみたなら、どうか。
試合で負けたことも、試験で結果が出なかったことも、客観的にみるならばそこに「不思議」はないはずだ。
それでも、そんな自分から目をそらすように「ついてなかったから」とか「理由がわからない」とつぶやいてみたりする。
「全然だめだった」と完敗を認める言葉も、現実から目を逸らしているという点では同じだ。
潔いのではなく逃げだ。
誰のせいでも、すべては自分の責任だ、自分でやるしかないと気づいたならば、一歩前へ進めたということになる。