定期演奏会が終わりほっとしたのもつかの間、もう新年度が始まってしまった。
あわただしく机の移動、学年会議、教科会議、新年度の準備の日。
年に一回、小講堂で理事長先生のお話などを聞く職員会議もある。そのため用にきれいにしておいてと部長に頼んだら、ちょーきれいに机もセットしてくれてあった。ありがたい。
会議では「教職員全員で学業と部活の両立をめざして取り組んでいくこと、そして部活動については用心に用心を重ねて生徒の安全について配慮するように」とのお達しがある。
先日の雪崩の事故は、高校の部活動で起こった事故としては、自分の知っているかぎりでは最大のものだ。
素人目に見ても雪崩の危険性を想定できるような現場で、なぜあのような惨事が起きなければならなかったのか。
講習会を担当していた先生方の、判断の誤りが原因であったことだけは否定できない。
人間のすることだから、判断の誤りはどんな場面でもありうる。
どこかの時点で誰かが判断を誤ったとしても、最悪の事態だけは避けられるように、普通の行事は設計されている。
だから、指導にあたっていた先生だけを責めるのは一面的で、その過ちをひきおこした遠因にあたるものをあぶり出しておかないと、同じミスは間違いなく今後も起こる。
「高校における部活動のあり方」という根本的なところまで考えないと、過ちを生み出す土壌は残ったままだ。 教員のメンタリティという点では、先の大震災でたくさんの児童が亡くなった大川小学校の事例を連想した。
大川小学校のことも、教員集団が学校でおこした事件という総括を、日本中の教員がするべきだと思うのだが、公立学校さんには、そういう指示とかきているのだろうか。
そういうのをきちんとしないで、天下りしながら道徳の本作ってる場合ではないはずだ。
あ、評論家的なことを言ってる場合ではなかった。われわれは当事者だ。
生徒さんの命を預かる仕事をしてるのだという意識を忘れないようにしないと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます