折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

十六夜の朝!?

2007年09月26日 23時58分32秒 | 秋分
                      □ L.D.ブレスウェイト(ER)

◇ 今宵は十六夜の月、東の空に低いうちはよく見えてましたが、
  何せうす曇りで、昨夜の満月のようには参りませんでした。
  今も窓の外に月明かりはありません。
  「十六夜の朝」というのも、何か変ですね。
  私だから許されるかも…それも変!

     
               □ 朝顔の「むらくも」
     

◇ 十六夜と言えば、阿仏尼の「十六夜日記」が思い出されます。
  読んだことがあるかどうか、高校時代に授業か補習で習ったかも忘れました。
  京都から鎌倉までの訴訟のための旅日記らしいです。
  肝っ玉の座った、すごい尼さんですね。

     都を出でしことは、神無月十六日なりしかば、
     いさよふ月をおぼしめし忘れざりけるにやと、
     いとやさしく、あはれにて、
     ただこの返り事ばかりをぞ、またきこゆる。

      めぐりあふ末をぞ頼むゆくりなく 空にうかれしいさよひの月

          
               □ 「キョウコーヒー」じゃなかった
                  「アスティ」に「エンジェルチュチュ」(右端)

  
◇ この冬に「ザ・ダーク・レディ」という名のイングリッシュローズを求めましたが、
  なぜか新芽も伸びずに枯れてしまいました。
  もう頭に来て?代わりに買ったのが、この「L.D.Braithwaite」です。
  ちょうど椿を薔薇にしたような趣きがあります。
  真っ赤と黄色いしべが鮮やかな対称を見せてくれます。
  春よりまだ少し小さい気がしますが、本格的に秋薔薇は大輪になると信じてます。

     

◇ 源氏物語「桐壷」は、お昼休みに読みましたが、ちょっとしか進みませんでした。

   宮城野の露吹きむすぶ風の音に 小萩がもとを思ひこそやれ

     宮中を吹き渡って、涙を催させる風の音を聞くにつけても、
     あなたのところにいる若宮(光源氏)のことが思いやられることです。

     (注)「宮城野」はこの場合宮中を、小萩は宮城野の縁語で若宮をさす。
                               (古語辞典・旺文社刊)

こちらは、レオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL)、秋の方が花びらの数が多いようです。

          
 
コメント (8)
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