折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

古典文学と私 その一

2007年09月20日 00時30分05秒 | 白露
             □ ヘリテージ(ER) また、いつの間にか咲いてました。

◇ これは以前にも一部書いたことがあるかもしれません。
  高校生の頃、私の弱点は、福笑いにも笑われそうな顔の配置と、
  脚の短さと、成長著しい座高。
  それに内気で女子の前で赤くなること…。
  つまり、もじ門司してて、いつまでも下関に渡れないこと!?
       (本人も意味不明ですから、お気になさらずに)

      
            □ やっと地植えした、桔梗に竜胆

◇ そしてお勉強でいうと、私にとっては、英語なんかより
  古典・漢文がかなり難しいということでした。
  本当に、コテンパンに、ちんぷんカンプンでした。
  古文の先生は誰でしたか…。
  大政、小政に、森の石松は、清水の次郎長の子分だし…果て?

          

◇ 確か、堂本高一?のときの夏休みには(メキシコでオリンピックの年)、
  一番暑い最中(美味しい「もなか」を食べたいなあ!?)に、
  徒然草の全文を補習でやらされて…。
  でもここから二学期の実力テストの問題が出るというので、
  汗をかきかき、夏季?食へば鐘が鳴るなり法隆寺で、
  それでも補習中はよくコテンと寝てた記憶があります。
  みんなが寝るのに合わせたんですが…。
  友達だから、抜け駆けはダメとバイ!

            
        □ このカバーの絵、ツレヅレグサ? まさか??

  

      九月二十日の比
      ある人にさそはれたてまつりて
      明くるまで月見ありく事侍りしに
      おぼしいづる所ありて
      案内させて入り給ひぬ。

      荒れたる庭の露げしきに
      わざとならぬ匂ひ
      しめやかにうち薫りて
      しのびたるけはひ
      いとものあはれなり。
 
      よきほどにて出で給ひぬれど
      なほ事ざまの優におぼえて
      物のかくれよりしばし見ゐたるに
      妻戸を今少しおしあけて
      月見るけしきなり。

      やがてかけこもらましかば
      くちをしからまし。

      跡まで見る人ありとは
      いかでか知らん。

      かやうの事は
      ただ朝夕の心づかひによるべし。

      その人、ほどなく失せにけりと聞き侍りし。 

       (徒然草第三十二段 「九月二十日の比」 ながつきはつかのころ)

          

  [現代文拙訳]

      旧暦九月二十日の頃(今年なら10月30日)に
      私はある方にお誘いをいただいて
      夜が明けるまで月見をして歩いたことがありました。

      (こういう人はジョン・レノンといいます…
       暇人♪失礼!訳とは関係ありません)

      その途中で、そのお方がふと思い出されたお宅がありましたので
      従者にお取り次ぎをさせて、そのお宅の中にお入りになりました。

      私は外で待ちながら、そのお宅の様子を見ていましたら
      荒れ果てた庭ではありましたが、露がたくさん降りてまして
      わざわざ焚いたのではないお香の匂いが、しんみりと薫りただよい
      ひっそり暮らしておられる様子が、とても趣き深く感じ入りました。
 
      ほどよい時間のあとで、そのお方が出て来れられましたが
      私にはそのお宅の様子がたいへん優雅に感じられて
      物陰からしばらく見ていますと
      その家のご婦人が、その方が出てこられた妻戸を少しばかり押し開けて
      月を眺めておられるるようでした。

      お客様を送り出した後で、すぐに掛け金をかけて
      お宅の中に引きこもってしまわれては、情緒もなく残念だったでしょう。

      また、後々まで見ている人がまさかいるとは
      おそらくご存知のはずもなかったでしょう。

      このような自然で優雅なふるまいは
      ただ朝夕の心がけ、そのお人柄によるのでしょう。

      そのお方は、まもなくお亡くなりになられたとお聞きしました。

      ※ 名文「雪のおもしろう降りたりし朝」(第三十一段)の次。
        大好きな第三十二段でした。

          

◇ 結局、中間に期末テストの古文・漢文は、試験範囲の丸暗記ですませした。
  テレビも見ずに(「巨人の星」や「夜のヒットスタジオ」(司会:前田武彦・芳村真理)は
  欠かさず見ましたけど)、とにかく古文や漢文は憶えるまで読み続けました。
  現代語との違いのある言葉を憶えるのと、今は使われていない言葉とか、
  あとは主語が誰か、何かを教科書やノートの書き込みを頭に叩き込みました。
  さすがに限度もありましたけど、そしたら、不思議や不思議…。
  中間や期末はほぼ満点近くを取れたものです
  (みんなはそこまでしなくても…取っていた…)。

          

◇ しかし、実力テストや全県模擬テストなどは、そうは行きませんでした。
  訳のわからない、知りもしない古人の迷めいた?文章が決まって出てくるのです。
  それはそれで仕方のないことでした。

       

◇ それでも、私は中間テスト、期末テストの「期間」が大好きでした。
  午前中で下校だからです。
  数学や化学や世界史はまあまあ得意、英語はしてもいっしょだからホッタラカシ。
  物理は2~3回受けた結果を足さないと100点にならない。
  先生が不思議がっていました。
  「数学が出来て物理ができんのはおかしかとやなかか?勉強が足らんとやろ!」
  「物理は合わんごたるとです。左利きなのに左手の法則もいっちょんわからんとです」

          

   ※ 「フレミングの左手の法則」は、イギリスのジョン・フレミングが発見した、
      電流が流れる導体にかかる力と磁界の関係を示したすもの。
      左手の中指と人差し指と親指を互いに直角の関係にしたら、こうなります。
                     (私なんかにゃ、それがどしたんぞ!?)
        中指    … 電流の方向
        人差し指 … 磁界の方向
        親指   … 電流が流れている導体にかかる力の方向

          
             □ もう終わりに近づいた「スカーレット・オハラ」

◇ 一夜漬けなんて、アホらしくて、まず絶対にしませんでした。
  それよりも、テストは通常午前中で終わるので、
  友達が図書館で勉強しているのを尻目に、
  私は一人で、あるいは友達と映画を見にいってました。
  高二くらいから、だんだんと洋画に惹かれていったのだと思います。
  映画「卒業」(ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス・アン・バンクロフト出演、
  主題歌がサイモンとガーファンクル)が流行った頃です。
  それが、大学生の頃の映画好き(毎週2回くらいの3本立ての安い映画館漬け)に
  つながっていきました。
                                (To Be Continued)

          
            □ 注文していた、文庫とCDが届きました。
             「源氏物語」(須磨~松風)  
              ショパン・夜想曲全集Ⅱ(A.ルービンシュタイン)


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夏から秋にはまだまだ~三連雨

2007年09月17日 21時31分27秒 | 白露
    □ ゼフィランサス(ヒガンバナ科・ゼフィランサス属の半耐寒性常緑多年草) 

◇ 雨にたたられた三連休でした。
  それも蒸し暑くて、脚の長さ(短足・嘆息)と夏の暑さに弱点のある私にとって、
  青菜に塩になりそうな毎日、事実、ほとんどそうでした。

          
                  □ これも色違いのゼフィランサス

◇ それでも、庭に出ていろいろやる気はあったのに、こうも雨にたたられるとは…。
  朝顔も、強い雨の中を力を振り絞って咲いたのでしょうか。

     
                 □ 水月(すいげつ)

          
                        □ さざなみ

               
                              □ むらくも

           

◇ 今日も朝から雨模様でしかも蒸し蒸し、午前中はスイミングと家内が言うし、
  じゃあ、こちらは涼みに行こうとコナミの近所の「紀伊國屋書店」へ。

          
             □ この夏一番元気なトレニア
               (ゴマノハグサ科・トレニア属の非耐寒性一年草)
  
◇ いつものように「趣味の園芸10月号」と、えいやっと「源氏物語巻一」を買って、
  あとは家内のスイミングが終わる時間まで、TOEICの文法問題を立ち読み。
  いや、ベンチに座ったから座り読み。
  1時間以上もあったから、100問は解くことができました。
  ただ、目が疲れました。
  タダで時間をつぶしたのですから、ガタガタ言えないですよね。
  これは、私が間違った問題です(四託)。
  米英の映画館辺りのアナウンスでありそうな表現ですけど…。
  
    For the sake of all, we request that you be ------ and all cell
    phones be turned off for the duration of the performance.

     a) considered b) consider c) consideration d) considerate

      皆様が快適に過ごせるよう、上演中は携帯電話の電源を
      お切り下さいますようお願い申し上げます。

          
              □ レオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL)
                これはまだ、春の薔薇の名残です。
                朝顔の葉っぱの裏に隠れてました。

◇ 午後3時頃から雨が上がったので、4時頃から庭に出てみました。
  でもすぐに大粒の雨が降って来て、結局できたのは、球根を二種類植えただけ。
  キキョウやリンドウの地植えは出来ず仕舞い。

          

◇ スノードロップ・エルウィシーとかいうパソコンメーカーみたいな名前の球根を
  山紫陽花の隣りに植えました。
  もう一つは、コルチカム・ライラックワンダー、これは球根から芽が出てますし、
  来月には花を見ることができるでしょう。
  …ということで、今日も夏の花と秋を感じさせる花をちりばめてみました。

     

          
                □ 秋の七草の「藤袴」もうすぐです。

               
                        □ 「甘木りんどう」も、もう一息。

     
         □ 「秋明菊」は開花にはまだまだのようで…。     

◇ な~に、焦ることはない、明日は明日の風が吹く。
  次の週も三連休ですから、そこで頑張ることにいたしましょう。

          
       □ 夕べ、高カロリーなのに無理やり?食べさせられたチョコレート
         Anthon Berg(Grape in Muscat Wine)
         アムステルダム・スキポール空港の免税店でのおみやげです。
         そりゃあ、おいしかったですよ
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雨…今夜はお気に入りの絵画集を

2007年09月14日 23時24分17秒 | 白露
       □ 雨が珍しかったのか、窓辺にずっと佇む、けさのパカラ
         スパティフィラム(サトイモ科・スパティフィラム属の非耐寒性の常緑多年草)

◇ けさは久しぶりに雨音で目が覚めました。
  こんなにザーザー降るのは、先月の台風以来?
  それも、通勤途上が一番激しく降ったりして…ビショビショ。
  でも、もう何もかもが冗談だったように、雨はすっかり上がりました…と思いきや!
  午後も時折ザザザーっと来たりして、不安定な空模様になりました。
  これも典型的な9月の天候、夏と秋との橋渡し。
  沖縄に接近中の台風11号(ナーリー)の影響か、生ぬるい南風が吹いています。
  東シナ海を北上する予想のようで、沖縄方面に被害が出ないことを…。
  そして、九州にもあんまり近づいて来ないことを…。

                    
            □ 昨日13日の朝、マンデビラとヘブンリーブルーの様子。

◇ 今日はビリーのブーキャンはお休みです。
  その代わり、会社の体育館で健康教室と銘打ってのエアロビクスが始まりました。
  毎年、春と秋に実施されますが、3年ぶりくらいの参加です。
  インストラクターは、スポーツクラブの元気いっぱいのお姉さん。
  約一時間、余裕の汗を流してきました。
  みんなの中で一番ダラダラ流しておいて、余裕なんて、よう言うよ
  これから12月上旬まで、毎週一回のペースで進みます。

          
                      □ これも13日の朝

◇ 先日から、17世紀のオランダを代表する画家、カレンダーを買おうか迷った、
  フェルメール(Johannes Vermeer 1632-75)の絵を見たいと思っていました。
  見たいといっても、その絵がある美術館で本物をというわけではないですよ。
  彼の絵画集です。
  久しく見ていなかったので、でも本棚があまりにも片付いていなくて…。
  肝心の画集がどこに行ったのやら…な~んじゃ、2階の本棚の定位置でした。

                  

◇ フェルメールって画家も絵画も、お恥ずかしいことに数年前まで知りませんでした。
  つまり、私の場合お花といっしょですよ、向き合う姿勢が変わらないのですね。
  どっかで見たことがあるなぁというくらい、それ程強い印象が残っているけど、
  絵をいくら眺めてみても名前が浮かばない。
  いったいどこの誰が何を思って画いた絵なのか…何にもわからない…あぁ、もうっ!

                  

  □ この絵葉書は娘が2年前のフェルメール展(兵庫県立美術館)で求めて、
    送ってきたものです。
    確か「手紙を読む女」(ドレスデン国立美術館)が展示されていたはずです。

                  
                    □ 手紙を読む女(1657?)

◇ 私が興味を持ったのは、NHKテレビ番組「世界美術館紀行」で放映されていた、
  オランダはハーグの「マウリッツハイス美術館」が最初でした。
  そこで「真珠の耳飾りの少女」(1665? もしくは「青いターバンの少女」)と
  「デルフト眺望」(1660-61?)を見ました。
  大げさですが、相当の衝撃?いや爽やかな心地よさを感じたわけです。
  絵を見た感想を、率直に述べるだけの眼力も言葉も持ち合わせていませんが、
  とにかく美しい光を放っているのです。

                  
           □ 「美術館には、そこでしか語れない物語があります。」 

◇ 「真珠の耳飾りの少女」はフェルメールの代表作でもあり、
  鮮やかな「フェルメール・ブルー」が特に印象的です。

          

◇ これは「ラピスラズリ」と呼ばれている、とても希少価値のある天然石を、
  非常に細かく砕いて創る絵の具で描いたらしいです。

                  

◇ 「天空の破片」という別名のとおり、それは「デルフト眺望」の明るい空の色にも
  表現されているのではないでしょうか。

          
                  □ デルフト眺望(1660-61?)

◇ フェルメールの故郷の、この何気ない朝の風景…雨上がりの様子みたいです。
  言葉ではとてもとても言い表せられないくらい素晴らしい風景画だと、
  私はただただ見入ってしまうのです。

          
                □ 現代のデルフトの眺望、空も雲も…。

                  
           □ デルフト・ブルーのデルフト焼でも有名だそうな。
     

◇ 濃いブルー・パープル系統の花、アネモネやベロニカ・オックスフォード・ブルー…。
  今咲き誇っている濃淡様々な模様、あるいはモノトーンのブルーの色調の朝顔。
  そうした色に対する、私の好みの琴線に、フェルメールの絵心が触れて、
  共鳴するのかなあとも思います。
  花も絵画も、その命の根源は「光」ではないでしょうか。。。

                  
                   □ 牛乳を注ぐ女(1658-60?)

◇ やっぱりオランダは行かなきゃ…どっかの奥様のつぶやきが聞えてました。
                           (シャクヤクヤナア× ⇒ シャクヤナア!○)

                     

                

  
  

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ゆふがほや物のかくれてうつくしき   千代女

2007年09月11日 23時55分51秒 | 白露
  
◇ 今夜は、これまでで一番の大輪の夕顔が、二つ咲いていました。
  もう一つは、私の株では普通サイズの花です。

          

◇ 自分で言うのも何ですが、あまりの美しさに、写真に撮っておこうと思いました。

     

◇ 暦では今日は「友引」です。
  「大安」の次の日がいきなり「友引」なんて、珍しいですね。
  大安と友引くらいはアップしますなんてこと、確か言ってましたね。
  ということで、冗談みたいに、今夜もアップすることにあいなりました。

          

◇ 夕顔、この心静かな気持にさせてくれる花。
  なぜか、深呼吸をしたくなる花。
  いつまでも咲いていてほしい花です。

     
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あさがお Morning Glories ~ at the end of this summer

2007年09月10日 22時27分46秒 | 白露
          □ 「ヘブンリーブルー」の色変わりに見えるのですが…。

◇ 今日は気温は30度近辺にまで上昇しましたが、
  空気は案外からっとしていて秋近しを実感しました。

               

     

◇ 毎日、まいにち、朝の庭を賑わしているというか、
  爽やかな涼風をそこかしこに留めているような朝顔の花。
  その数が、やや少なくなって来たのがわかります。

          
                      □ ヘブンリーブルー


◇ 夏の暑さにからっきし弱い私ですが、だから涼しいのが良いに決まってるのですが、
  さすがに往く夏を惜しむ気持ちくらいはあります。

          
            □ ペンタスにヘブンリーブルー、大好きな光景です。

          
     □ レオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL)に蔓を伸ばした「水月」(すいげつ)


◇ 私の庭では朝顔の開花の数は、9月1日前後が一番多かったのではないでしょうか。

     
   □ あの頃はこの倍くらいひしめいていました。もちろん、失敗。。。

          
              □ これも「水月」 うちでは一番の大輪です。

◇ これからは、明らかに数が減ってくるでしょう。
  鉢によっては、小さ目の鉢は全く咲かない朝も出てきました。

          
                       □ さざなみ

◇ 桔梗咲きの朝顔は、まだまだ数も多く、夕方まで咲いているケースさえあります。

     

          

               

          

◇ 夕顔も蕾の数は、もうこれ以上増えないように見受けられます。
  このところ、日に二つのペースで開花しています。

          

◇ 先週までは開花後の花殻は、摘み取れるだけ摘み取っていましたが、
  これからは種を取ることに専念します。
  時間があまりに掛かるのは嫌ですが、まあ、千年もかからないでしょう…。

          
                      □ スカーレット・オハラ

◇ またかと飽きてしまった方も多いでしょうが、その朝顔の画像ばかりです。
  すみません。

     

          

               
                         □ むらくも (3枚とも)

◇ あとは最近の阪神タイガースといっしょで、このファイト一発っ!
  溌剌と夏の西日に立ち向かう、爽やかな、かつ粘りの「マンデビラ」
  向かって左手前にヘブンリーブルーが少々…。

     

◇ 剪定忘れの葉っぱの向こう「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」(ER)
  初夏の切れのあるピンクの色彩と同様に、
  晩夏の朝日に輝くばかりの鮮やかさを見せていました。

          

◇ 薔薇の虜になってしまったら、もう決して抜け出せません。

               

☆☆☆ さて、11日からは仕事等がやや多忙になって、更新が滞ってくると思います。
    それも月末には脱することになるはずですので、よろしくお願いします。

          
                       □ 「さやか」
    
☆★☆ 中身はともかく、このところ毎日ずっと更新してたのに…。
    こだわりのA型の典型ですね。

                  

◇ 帰宅したら、注文していた来年のカレンダーが届いていました。
  気の早いA型でもあります。

    
        □ イタリア               □ イギリス


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重陽の節句

2007年09月09日 23時25分40秒 | 白露
             □ キキョウ(キキョウ科キキョウ属の多年草。桔梗)

◇ 今日は五節句の一つ、重陽の節句です。
  中国の陰陽思想が由来ですが、奇数は陽の数であり、その最大の陽の数が
  重なると言うことで、たいへん目出度い日とされました。
  旧暦では菊の咲く季節であることから、菊の節句ともいわれました。

          
            □ 何かのハーブかなあ?また咲き始めました。
              濃い青紫色の花がミニチュアの鯉のぼりのよう。

◇ ご主人や奥さんのお話を、なぜか最近まともに聴いてあげてないなと
  心当たりのある方(お子さんを含めて…)。
  今日の節句を境に、是非「聴くの節句」にされてはいかがでしょうか。

     
       □ リンドウ(リンドウ科・リンドウ属の多年草。竜胆)


(una poesia di oggi)

          竜胆の 日を失いし 濃紫     山口誓子


          
           □ 甘木りんどう(去年の株に一年が廻って来ました)
             枝垂れ咲きなんですよ。

◇ 9月になってからは、夕方、かなり涼しい風が吹き渡るようになりました。
  午前中にに赤玉土を買いに行った私が、単にそれだけで帰ってくる訳がありません。
  今日は、初めて「こしょう」を買ってみました。
  斑入りのシックな色合いのポット苗です。
  あとのことなど何も考えていないですが、もしかして家内の料理に使えるのかと…。

     

               


◇ 夏剪定はほぼ終わったつもりでしたが、「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」(ER)の
  細い枝を剪定したら、可愛らしいまろい花が見えました。
  どうぞ気ままに、咲いて下さいね。
  それにしても、いい加減な、目分量での夏剪定。
  来月、再来月の秋薔薇がどうなりますことやら…とても心配です。

          
 
 

 
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今日、白露

2007年09月08日 23時46分02秒 | 白露
  
◇ 今日9月8日が、二十四節気の「白露」ですね。
  私は間違って昨日だと思ってブログに書きました。
  おっちょこちょいですみません。
  猛暑の九州でさえ朝夕は風が涼しく、秋の趣が少しずつ感じられるようになりました。

          

◇ 先日から、白い朝顔が咲いています。
  形は、ヘブンリーブルーによく似ています。
  水色の絵具で描いたような涼しげな朝顔にも似ているように思います。
  白い朝顔は、種を蒔いた憶えがありませんでしたので、これまた驚きました。

          

◇ 午前中の別府へのドライブは、空気がよく済んでいて、とても視界がよかったです。
  その行き帰り、夕べ聴き逃したルチアーノ・パバロッティさんのCDをかけてました。
  イタリア語でなんとか歌える曲は、心の中でいっしょに歌わせていただきました。

     
                    (16:27)

          

               
                              (16:34)

          

     
                   (16:47)
            □ 夕顔(2007年9月5日の開花)
          
◇ 正午過ぎに帰って来たら、スペインから絵葉書が届いていました。
  ライトアップされた「アランブラ宮殿」
  NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組、ご存知でしょうか?
  毎週、日付が変わって火曜日の深夜になった、零時10分くらいから始まります。
  私はそれを録画していて、あとでDVDにダビングしたものを暇な時に見ます。
  そのアランブラ宮殿のある「グラナダ」の街歩きの番組を録画していました。
  それを見ながら、家内がいろいろと説明してくれました。
  …が、途中で寝てしまいました。

                 
                 □ DVDのケースの上に、絵葉書

◇ それからは、ダラダラと例の如くお昼寝爆睡タイム。
  午後3時になっても午後4時になっても起き上がる気がせずに、午後6時にやっと…。
  どうも、土曜日はグータラ日になってしまいました。
  明日は、少しは庭のことをやろうと思っています。
  9月9日、重陽の節句ですね。
  「九って九っての日」だとばかりに、ゆめゆめ食べ過ぎることのないように。
  そのツケが回って「きゅうきゅう」としますよ。

          


◇ そうだっ、ビリー隊長のブーキャンを始めて1か月(基本プログラムのみ)。
  結局、体重だけなら5kgの減量です。
  もう少し絞りたいので、今はその過程の「踊り場」だと思って付いて行きます。

    
  □ 駐車場に咲くトレニア(右)のように、たくましい心を持ちたいです。

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巨星堕つ ~ Abbiamo perduto una grande figura.

2007年09月07日 23時52分59秒 | 処暑
                    □ ヘリテージ(ER)

◇ 現代屈指のイタリアのテノール歌手、ルチアーノ・パバロッティさん
  (Luciano Pavarotti)が亡くなられました。
  ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ両氏とともに、世界の3大テノールと
  絶賛された歌手でした。
  その3大テノールの共演のDVDがあったはずですが、どうも見当たりません。
  私の愛唱歌とも言える曲がたくさん詰まったCDです。
  50歳くらいの頃のパバロッティさんだと思います。
  大好きなのが「はるかなるサンタ・ルチア」なんです。

     

          

                   
                              □ エヴリン(ER)

◇ 特に高音域の声の細やかさは、まさに絶品でした。
  昨年のトリノの冬季オリンピックでは、荒川静香さんがバックミュージックに
  使った、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」にうっとりさせられました。
  ご病気だと聞いていましたので、あれには驚きました。

          
                    □ ヘリテージ(ER)


◇ パバロッティさんには、絶対に深紅の薔薇がお似合いだと思いますが、
  捧げられる紅い薔薇がありません。
  一本の赤いゼラニウム、ご冥福をお祈りします。

          

◇ けさは、水色、青、そんな朝顔ばかり撮ってましたので、集めてみました。
  今日は二十四節気の白露。
  さすがに夜半に吹き渡る風は秋の風、そのものです。

     ※ (お詫び) 「白露」は9月8日でした。すみません。

     

          

               

          

     

          

               
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いつものとおりの朝~晩夏に~

2007年09月06日 23時54分23秒 | 処暑
                       □ エヴリン(ER)

◇ いつものように、まるで約束されていたかのような夏の朝。
  もうエヴリンは、満開?状態でした。
  よくこんな暑い夏に咲く気になるものですね。

     
     □ 小振りの夏モードでも、私は私、エヴリンよ!だって…。

◇ ときどきバカなことを思います。
  今夜こうして寝てしまうけど、今日の次は本当に明日だと約束されてるのだろうかと…。
  季節はほんの少しずつ変わって行って、それは昨日と今日と明日が、一日ずつ
  ズレていって、気がついた時に9月になったの、いつの間にか秋になったのと
  言ってますが、それがいつまでもこのまま続くとは限らないのですね。
  いや、悠久に続くと言ってもいいのでしょうが、私たちは悠久ではないのです。

     
           □ コントゥ・ドゥ・シャンボール(Pol)

◇ 朝顔や夕顔の花を見ていますと、さっぱりとした美しさと、あっさりし過ぎるほどの
  儚さの、その両極端の中に生きているのです。
  あの花には、一日生すらないのといっしょです。
  それでも、ほんの短い時間の間に、自分のコピーを残す算段だけは、絶対に
  怠ることがありません。

     
   □ 「ヘブンリー・ブルー」 花壇の中に旺盛に蔓を伸ばしています。

     
     □ 「むらくも」 ローズマリーの大木?に絡まっています。

                   


◇ 私たちも、なんの変哲のない一日こそ、かけがえのない一日に変える努力が
  必要なのかもしれません。
  私の場合は、何度も言ったことがありますが、なんか一つの「良かった探し」

     
                  □ サマーミント

◇ 無為にカレンダーの日々に流されることだけはしないように、前を向いて生きて
  行けるように自然体でやって行きたいです。
  「一期一会」が自分のさり気ないスタイルになれたら、どんなにいいでしょう。

     
       □ サマーミントは、かすかに薄い緑色が特徴ですね。

◇ 生きることに格好なんていらないんです。
  様々な制約があって当たり前。
  その中でも乏しい脳みそを最大限に活かして、自分の生き方をほんの小指の
  指先程度でいいから、毎日できたらなと思っています。

     
      □ こちらの方が、薄緑色がよくわかりますでしょうか。
  
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朝の花と…今日一日夏休み。

2007年09月05日 23時55分20秒 | 処暑
   
◇ 夕べ寝床で読んだ「花おりおり」
  その九月の項に載っていた、ゼフィランサス(Zephyranthus) が咲いてました。
  このヒガンバナ科・ゼフィランサス属の多年草。
  毎年、さわやかな庭を演出してくれます。
  この花は、今年初めて植えた球根です。
  今年の5月頃に植えたのに、このところお休み状態だったギャラリー・ダリアが、
  シャワーを浴びたような姿?を見せていました。

     

◇ 薔薇は、まだ咲いて欲しくないと言うと怒られますが、蕾を摘み漏れた花が
  あちらこちらでよく咲いています。
  けさのエヴリン(ER)は、春より一回り小さい花です。
  その分、花びらがびっしり凝縮されているみたいです。
  薔薇色のバラ、きっとすてきに咲いてくれるでしょう。
  他のバラは、今日細い枝を中心に、ずいぶん剪定しました。

     

◇ ミムルス・ロンギフロルス(ゴマハノグサ科・ミゾホウズキ属の非耐寒性低木)は、
  直か植えにしました…冬越しを期待して。

     

◇ さて、とうとう、スペイン旅行から家内が帰って来ました。
  暑かったけど、とてもいいところだったらしいです。
  私へのお土産は、スペインでは特に有名らしいデザイナーのスカイブルーのネクタイ、
  チューリップの球根(これはアムステルダムのトランジットの免税店で)、
  それに私も憧れだった、アルハンブラ宮殿のカレンダーでした。

     

    

◇ ミハスというところで買ったというすてきな絵の数々。
  こんな絵を、家内はよく買って来ます。
  
     

          

               

          

◇ 夏から秋への橋渡しのようなトレニア(ゴマノハグサ科・トレニア属の一年草)
  この辺りが、さわやかな秋の風の通り道になって、すっと吹き渡っているようでした。

     


◆ でも、台風9号が6日夜には関東地方にどうも接近するようです。
  その進路方面にお住まいの方々は、十分にご注意下さいね。


 
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