□ ヘリテージ(ER) また、いつの間にか咲いてました。
◇ これは以前にも一部書いたことがあるかもしれません。
高校生の頃、私の弱点は、福笑いにも笑われそうな顔の配置と、
脚の短さと、成長著しい座高。
それに内気で女子の前で赤くなること…。
つまり、もじ門司してて、いつまでも下関に渡れないこと!?
(本人も意味不明ですから、お気になさらずに)
□ やっと地植えした、桔梗に竜胆
◇ そしてお勉強でいうと、私にとっては、英語なんかより
古典・漢文がかなり難しいということでした。
本当に、コテンパンに、ちんぷんカンプンでした。
古文の先生は誰でしたか…。
大政、小政に、森の石松は、清水の次郎長の子分だし…果て?
◇ 確か、堂本高一?のときの夏休みには(メキシコでオリンピックの年)、
一番暑い最中(美味しい「もなか」を食べたいなあ!?)に、
徒然草の全文を補習でやらされて…。
でもここから二学期の実力テストの問題が出るというので、
汗をかきかき、夏季?食へば鐘が鳴るなり法隆寺で、
それでも補習中はよくコテンと寝てた記憶があります。
みんなが寝るのに合わせたんですが…。
友達だから、抜け駆けはダメとバイ!
□ このカバーの絵、ツレヅレグサ? まさか??
九月二十日の比
ある人にさそはれたてまつりて
明くるまで月見ありく事侍りしに
おぼしいづる所ありて
案内させて入り給ひぬ。
荒れたる庭の露げしきに
わざとならぬ匂ひ
しめやかにうち薫りて
しのびたるけはひ
いとものあはれなり。
よきほどにて出で給ひぬれど
なほ事ざまの優におぼえて
物のかくれよりしばし見ゐたるに
妻戸を今少しおしあけて
月見るけしきなり。
やがてかけこもらましかば
くちをしからまし。
跡まで見る人ありとは
いかでか知らん。
かやうの事は
ただ朝夕の心づかひによるべし。
その人、ほどなく失せにけりと聞き侍りし。
(徒然草第三十二段 「九月二十日の比」 ながつきはつかのころ)
[現代文拙訳]
旧暦九月二十日の頃(今年なら10月30日)に
私はある方にお誘いをいただいて
夜が明けるまで月見をして歩いたことがありました。
(こういう人はジョン・レノンといいます…
暇人♪失礼!訳とは関係ありません)
その途中で、そのお方がふと思い出されたお宅がありましたので
従者にお取り次ぎをさせて、そのお宅の中にお入りになりました。
私は外で待ちながら、そのお宅の様子を見ていましたら
荒れ果てた庭ではありましたが、露がたくさん降りてまして
わざわざ焚いたのではないお香の匂いが、しんみりと薫りただよい
ひっそり暮らしておられる様子が、とても趣き深く感じ入りました。
ほどよい時間のあとで、そのお方が出て来れられましたが
私にはそのお宅の様子がたいへん優雅に感じられて
物陰からしばらく見ていますと
その家のご婦人が、その方が出てこられた妻戸を少しばかり押し開けて
月を眺めておられるるようでした。
お客様を送り出した後で、すぐに掛け金をかけて
お宅の中に引きこもってしまわれては、情緒もなく残念だったでしょう。
また、後々まで見ている人がまさかいるとは
おそらくご存知のはずもなかったでしょう。
このような自然で優雅なふるまいは
ただ朝夕の心がけ、そのお人柄によるのでしょう。
そのお方は、まもなくお亡くなりになられたとお聞きしました。
※ 名文「雪のおもしろう降りたりし朝」(第三十一段)の次。
大好きな第三十二段でした。
◇ 結局、中間に期末テストの古文・漢文は、試験範囲の丸暗記ですませした。
テレビも見ずに(「巨人の星」や「夜のヒットスタジオ」(司会:前田武彦・芳村真理)は
欠かさず見ましたけど)、とにかく古文や漢文は憶えるまで読み続けました。
現代語との違いのある言葉を憶えるのと、今は使われていない言葉とか、
あとは主語が誰か、何かを教科書やノートの書き込みを頭に叩き込みました。
さすがに限度もありましたけど、そしたら、不思議や不思議…。
中間や期末はほぼ満点近くを取れたものです
(みんなはそこまでしなくても…取っていた…)。
◇ しかし、実力テストや全県模擬テストなどは、そうは行きませんでした。
訳のわからない、知りもしない古人の迷めいた?文章が決まって出てくるのです。
それはそれで仕方のないことでした。
◇ それでも、私は中間テスト、期末テストの「期間」が大好きでした。
午前中で下校だからです。
数学や化学や世界史はまあまあ得意、英語はしてもいっしょだからホッタラカシ。
物理は2~3回受けた結果を足さないと100点にならない。
先生が不思議がっていました。
「数学が出来て物理ができんのはおかしかとやなかか?勉強が足らんとやろ!」
「物理は合わんごたるとです。左利きなのに左手の法則もいっちょんわからんとです」
※ 「フレミングの左手の法則」は、イギリスのジョン・フレミングが発見した、
電流が流れる導体にかかる力と磁界の関係を示したすもの。
左手の中指と人差し指と親指を互いに直角の関係にしたら、こうなります。
(私なんかにゃ、それがどしたんぞ!?)
中指 … 電流の方向
人差し指 … 磁界の方向
親指 … 電流が流れている導体にかかる力の方向
□ もう終わりに近づいた「スカーレット・オハラ」
◇ 一夜漬けなんて、アホらしくて、まず絶対にしませんでした。
それよりも、テストは通常午前中で終わるので、
友達が図書館で勉強しているのを尻目に、
私は一人で、あるいは友達と映画を見にいってました。
高二くらいから、だんだんと洋画に惹かれていったのだと思います。
映画「卒業」(ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス・アン・バンクロフト出演、
主題歌がサイモンとガーファンクル)が流行った頃です。
それが、大学生の頃の映画好き(毎週2回くらいの3本立ての安い映画館漬け)に
つながっていきました。
(To Be Continued)
□ 注文していた、文庫とCDが届きました。
「源氏物語」(須磨~松風)
ショパン・夜想曲全集Ⅱ(A.ルービンシュタイン)
◇ これは以前にも一部書いたことがあるかもしれません。
高校生の頃、私の弱点は、福笑いにも笑われそうな顔の配置と、
脚の短さと、成長著しい座高。
それに内気で女子の前で赤くなること…。
つまり、もじ門司してて、いつまでも下関に渡れないこと!?
(本人も意味不明ですから、お気になさらずに)
□ やっと地植えした、桔梗に竜胆
◇ そしてお勉強でいうと、私にとっては、英語なんかより
古典・漢文がかなり難しいということでした。
本当に、コテンパンに、ちんぷんカンプンでした。
古文の先生は誰でしたか…。
大政、小政に、森の石松は、清水の次郎長の子分だし…果て?
◇ 確か、堂本高一?のときの夏休みには(メキシコでオリンピックの年)、
一番暑い最中(美味しい「もなか」を食べたいなあ!?)に、
徒然草の全文を補習でやらされて…。
でもここから二学期の実力テストの問題が出るというので、
汗をかきかき、夏季?食へば鐘が鳴るなり法隆寺で、
それでも補習中はよくコテンと寝てた記憶があります。
みんなが寝るのに合わせたんですが…。
友達だから、抜け駆けはダメとバイ!
□ このカバーの絵、ツレヅレグサ? まさか??
九月二十日の比
ある人にさそはれたてまつりて
明くるまで月見ありく事侍りしに
おぼしいづる所ありて
案内させて入り給ひぬ。
荒れたる庭の露げしきに
わざとならぬ匂ひ
しめやかにうち薫りて
しのびたるけはひ
いとものあはれなり。
よきほどにて出で給ひぬれど
なほ事ざまの優におぼえて
物のかくれよりしばし見ゐたるに
妻戸を今少しおしあけて
月見るけしきなり。
やがてかけこもらましかば
くちをしからまし。
跡まで見る人ありとは
いかでか知らん。
かやうの事は
ただ朝夕の心づかひによるべし。
その人、ほどなく失せにけりと聞き侍りし。
(徒然草第三十二段 「九月二十日の比」 ながつきはつかのころ)
[現代文拙訳]
旧暦九月二十日の頃(今年なら10月30日)に
私はある方にお誘いをいただいて
夜が明けるまで月見をして歩いたことがありました。
(こういう人はジョン・レノンといいます…
暇人♪失礼!訳とは関係ありません)
その途中で、そのお方がふと思い出されたお宅がありましたので
従者にお取り次ぎをさせて、そのお宅の中にお入りになりました。
私は外で待ちながら、そのお宅の様子を見ていましたら
荒れ果てた庭ではありましたが、露がたくさん降りてまして
わざわざ焚いたのではないお香の匂いが、しんみりと薫りただよい
ひっそり暮らしておられる様子が、とても趣き深く感じ入りました。
ほどよい時間のあとで、そのお方が出て来れられましたが
私にはそのお宅の様子がたいへん優雅に感じられて
物陰からしばらく見ていますと
その家のご婦人が、その方が出てこられた妻戸を少しばかり押し開けて
月を眺めておられるるようでした。
お客様を送り出した後で、すぐに掛け金をかけて
お宅の中に引きこもってしまわれては、情緒もなく残念だったでしょう。
また、後々まで見ている人がまさかいるとは
おそらくご存知のはずもなかったでしょう。
このような自然で優雅なふるまいは
ただ朝夕の心がけ、そのお人柄によるのでしょう。
そのお方は、まもなくお亡くなりになられたとお聞きしました。
※ 名文「雪のおもしろう降りたりし朝」(第三十一段)の次。
大好きな第三十二段でした。
◇ 結局、中間に期末テストの古文・漢文は、試験範囲の丸暗記ですませした。
テレビも見ずに(「巨人の星」や「夜のヒットスタジオ」(司会:前田武彦・芳村真理)は
欠かさず見ましたけど)、とにかく古文や漢文は憶えるまで読み続けました。
現代語との違いのある言葉を憶えるのと、今は使われていない言葉とか、
あとは主語が誰か、何かを教科書やノートの書き込みを頭に叩き込みました。
さすがに限度もありましたけど、そしたら、不思議や不思議…。
中間や期末はほぼ満点近くを取れたものです
(みんなはそこまでしなくても…取っていた…)。
◇ しかし、実力テストや全県模擬テストなどは、そうは行きませんでした。
訳のわからない、知りもしない古人の迷めいた?文章が決まって出てくるのです。
それはそれで仕方のないことでした。
◇ それでも、私は中間テスト、期末テストの「期間」が大好きでした。
午前中で下校だからです。
数学や化学や世界史はまあまあ得意、英語はしてもいっしょだからホッタラカシ。
物理は2~3回受けた結果を足さないと100点にならない。
先生が不思議がっていました。
「数学が出来て物理ができんのはおかしかとやなかか?勉強が足らんとやろ!」
「物理は合わんごたるとです。左利きなのに左手の法則もいっちょんわからんとです」
※ 「フレミングの左手の法則」は、イギリスのジョン・フレミングが発見した、
電流が流れる導体にかかる力と磁界の関係を示したすもの。
左手の中指と人差し指と親指を互いに直角の関係にしたら、こうなります。
(私なんかにゃ、それがどしたんぞ!?)
中指 … 電流の方向
人差し指 … 磁界の方向
親指 … 電流が流れている導体にかかる力の方向
□ もう終わりに近づいた「スカーレット・オハラ」
◇ 一夜漬けなんて、アホらしくて、まず絶対にしませんでした。
それよりも、テストは通常午前中で終わるので、
友達が図書館で勉強しているのを尻目に、
私は一人で、あるいは友達と映画を見にいってました。
高二くらいから、だんだんと洋画に惹かれていったのだと思います。
映画「卒業」(ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス・アン・バンクロフト出演、
主題歌がサイモンとガーファンクル)が流行った頃です。
それが、大学生の頃の映画好き(毎週2回くらいの3本立ての安い映画館漬け)に
つながっていきました。
(To Be Continued)
□ 注文していた、文庫とCDが届きました。
「源氏物語」(須磨~松風)
ショパン・夜想曲全集Ⅱ(A.ルービンシュタイン)