折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

朝に夕に、輝く花の明るさ。

2007年09月04日 23時55分44秒 | 処暑
        □ ヘリテージ(ER)知らぬ間に珍しくサーモンピンクが咲いてました。

◇ 朝に夕に、花達をこうして楽しめるって、こんなに幸せなことはないかもしれません。
  9月に入って、日没の時刻が日に日に早くなってます。
  もうすぐ会社から帰宅しても写真が取れないということになります。
  私はあまりストロボは苦手なのです。

          
               □ ミニチュアバラ「ピンク・マシュマロ」          

◇ 夕暮れに一段と輝いていたのは、マンデビラ。
  この株、大の肥料好きですが、大きな花が次から次によくもこれだけ咲くものです。
  朝の出がけに、いつも私達を見送ってくれてます。

     

          

               

          

◇ 寝る前にパラパラとめくる本のうちの一冊です。
  シリーズの第2巻、これから九月に入ります。

          

    □ ツリガネニンジン (キキョウ科)
    □ フジアザミ (キク科)

          

    □ ゼフィランサス (ヒガンバナ科)
    □ レンゲショウマ (キキョウ科)
    □ セイヨウフウチョウソウ (フウチョウソウ科)
    □ トロロアオイ (アオイ科)
    □ シュウメイギク (キンポウゲ科)
    □ ハツユキソウ (トウダイグサ科)
    □ コブナグサ (イネ科)
    □ ニワトコ (スイカズラ科)
    □ カクトラノオ (シソ科)
    □ トウテイラン (ゴマノハグサ科)
    □ ヒダカミセバヤ (ベンケイソウ科)
    □ フウセンカズラ (ムクロジ科)
    □ クズ (マメ科)
    □ ニラ (ユリ科)
    □ ヌスビトハギ( マメ科)
    □ メガルカヤ (イネ科)
    □ アッケシソウ (アカザ科)
    □ イヌサフラン (ユリ科)
    □ ハナツクバネ (スイカズラ科)
    □ カゼクサ (イネ科)
    □ ホウキギ (アカザ科)

    ☆ この中で一割も知りません。
      5日は遅い夏休みを取ります。

                   

  
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黄昏から夕闇の中へ~ある想い

2007年09月03日 23時58分00秒 | 処暑
                   □ フラウ・カール・ドルシュキ(HP)
 
◇ 9月に入って、すいぶん日が短くなって来ました。
  特に今日の夕方は雨雲が覆っていて、より暗くなるのが早く感じられました。
  今日の花の画像は、ほとんど午後6時45分前後の薄暮の様子です。

          
             □ 前日の9月2日の夕方は、まだ蕾でした。

          
         □ 今宵のカール・ドルシュキ婦人は、梔子の趣がしました。

◇ 真白の花は、どうして薄暗い中で一瞬輝きを増したかのように見えるのでしょう。
  以前もこんなことを話題にした記憶がします。
  暗くなる寸前に一番明るいのは、白い花に限るのです。

          
                □ 儚さの象徴、今宵限りの夕顔

◇ 大振りの花もちっちゃな花も、白い花は昼間の太陽の名残か、それとも月夜の晩の
  光の粒をもらい受けているのか、昼間よりも白さに優しさが醸し出されます。

     
  □ ニチニチソウと思ってますが、こんなに日持ちがいいのでしょうか。

◇ 今夜の水遣りは、ほんの少し夕べよりも秋の風も吹きわたっていました。

     


◇ 夕食を買いに出た時に、HMVで桑田佳祐のCD「風の歌を聴かせて」を買いました。

          

◇ きっかけは、朝日新聞のコラム「天声人語」(8月26日)

   「Life 天国で君に逢えたら」がきのう全国公開された。05年に38歳で
   逝ったプロウィンドサーファー、飯島夏樹さんの半生の映画化だ。御前崎で
   出会い、共に世界を転戦し、病と闘った妻寛子さんや、4人の子供との家族
   愛の物語でもある。

     ………

   薄黄色と水色の夕焼けに記す。「生の営みの最終章で、家族が仲良くひとつ
   になって、誠実な仲間に囲まれ、ここに暮らせる事をとても幸せに思う」

     ………

   一日刻みで生きる人の励みになればと、日々ゆれる体調を波回りや風向きに
   例え、死の5日前まで心情をつづった。未明の月に命をかみしめ、谷の朝風
   に元気をもらう。「弱くなってみて、初めて見えるものがたくさんある」。

   エンドロールに飯島さん一家の笑顔の写真が重なる。
   (海鳴る風に抱かれ 口ずさむメロディ…)。
   桑田佳祐さんが寄せたバラードは、ハワイの貿易風のように優しく、切ない。
   涙を一度こらえたら、暖かい勇気にみたされた。

          

◇ 私にも真っ白な花のように、澄み切った風のように、優しい風が吹いてくれるように
  「初めて見えるもの」が、本当に見えるようになるまで…。

            
                    □ サマーミント     
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今宵はあきらめた頃に、突然…。

2007年09月02日 23時16分06秒 | 処暑
  
◇ 今日は真夏日のうんざりする蒸し暑さの中、やっと草抜きができました。
  暑さにからっきし弱い、グータラ折節のことです。
  やっとテンガロンハット…とは程遠い麦藁帽子をかぶる気になりました。
  そんな中、私にエールを送っているのか、
  それとも冷やかに見て見ぬ振りをしてるのか…。
  いや、そんな失礼なことを申してはなりませぬ。
  ピンクの薔薇二つ、ひっそりと咲いていました。

     
    □ ヘリテージ(ER)花びらの数が少ないのは夏モードだから?

     
     □ コントゥ・ドゥ・シャンボール(Pol)は、春と変わりません。
       オールドローズの返り咲き(四季咲き)は、貴重だと思います。

◇ さて今日こそは、夕顔の開花の途中の様子を見たいと、草抜きの最中も
  この蕾を注目していました。

     

◇ いつもは明るいうちに突然のごとく開花して、目を離せない花だなあと思ってたのに、
  今日は暗くなって、水遣りしてても、ぜ~~んぜん知らん顔…。
  それがですね、通り過ぎてほんの数分、振り向くと、あれま
  もういい加減にしなさいよ
  だから源氏の君に…いや、止めときましょう。

     


◇ 夕顔のお嬢様の姿を彷彿させる純な花の色にしばし見とれては、
  その香しさにゆったりと安らぐのです…蚊に刺されたのも忘れるくらい

          


(una posia di oggi)

   光ありと見し夕顔の上露は たそがれ時の空目なりけり
                                      (源氏物語・夕顔)

     美しく光輝くように見えた、夕顔の露のようなあなた様は、
     夕暮れの薄暗さにまぎれたからか、私の見まちがいだったのでしょう
                                    (またも拙訳ですみません)

◇ パカラは、この頃よく私にくっついてきて寝ます。
  座椅子にすわってパソコンをしている私の後ろで、いつの間にか寝んねです。
  なんでこんな格好になるんだか… 

          

          
                 □ 寝返りしても、このままですよ
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朝顔で始まった9月です。

2007年09月01日 23時59分00秒 | 処暑
   
◇ 9月になりました。
  携帯の目覚ましでは起ききれず、7時半頃にやおら(ガバッととも言う)起きて、
  朝顔の様子を見に行きました。
  一瞬、ヘブンリーブルーで埋め尽くされているような錯覚(寝ボケてるとも言う)。

     

     
               □ ヘブンリーブルー

                   

◇ 8月下旬から朝に咲く花の数が日に日に多くなってるとは気づいてました。
  今朝が一番多かったのかもしれません。
  夏至の直前に種を蒔いて約2か月ちょっと。
  朝顔には、これだけ爽やかな気分にさせてもらいました。

                  

               

     
               □ 水月(すいげつ)

                               
                                   □ Firenze (Italia)

  
◇ 朝の顔という名前が、なるほどと肯けます。
  これは今まで感じたことのない新しい感覚です。
  来年は、淡いピンクの大輪を加えようと考えたりしています。

     

          
               □ むらくも(上の2枚とも)

     

          
      □ 桔梗咲き朝顔(2枚とも、咲かない日がありません)

     
          □ 桔梗(ポットのままじゃ、かわいそう)

                             
                            □ ラファエロ作「アテネの学堂」
                              (ローマ・ヴァチカン美術館)

◇ しだれ咲きの朝顔は、葉っぱが斑入りで、アイビーのコーナーに溶け込んでいます。

     

◇ ただ、反省もありまして…。
  行灯造りならば、やはり最終的には1~3株に留めて置かないと収拾がつきません。
  全体的なバランスの取れた美しさも求めようとするなら、かわいそうでも間引きです。

      

                  

◇ さて、夕方の水遣りの頃(つまり、お昼寝≒爆睡のあと)のお話に飛びます。
  またまた、あっという間に夕顔が開花しました。
  ちょっと目を離した隙に、好きなようにされました。

     


(una poesia di oggi)

   心あてに それかとぞ見る白露の ひかりそへたる夕顔の花

                              (源氏物語・夕顔)

   あなたをあの有名な源氏の君であろうとお察しします。
   白露が光をそえてひときわ美しい夕顔の花のようなお姿を拝見して。
                              (旺文社・古語辞典)

    

◇ まあ、夏の宵をこれほど清楚に爽やかで純粋な美しさで演出してくれるのですから、
  あまり文句を言うもんではないですね、オトコのくせして…。

          


(una poesia di oggi)

   寄りてこそ それかとも見め黄昏に ほのぼの見ゆる花の夕顔

                              (源氏物語・夕顔)

   もうこれほど薄暗い夕暮れ時。
   もっと近寄ってご覧になって、お確かめられたらいかがですか。
   ぼんやりとしか見えないこの夕顔の花の姿を。
                              (拙訳です。古語辞典になかったので…)

          

◇ もう一つ、自分でも呆れてしまって、笑ってしまったこと。
  何日前か、何週間前か忘れましたが、花壇の雑草(と見なした草)を抜いた折に、
  このラベルを見つけました。

                 

◇ 春に植えたはずなのに全然憶えがないし、肝心の本人(本草?)を確認できません。
  そうしたら、このご主人さまをあざ笑うかのように花が咲きました。
  ありがとう。
  いや、私のために咲いてくれたとは思ってませんけど…ほんの気持ちたい!

          

◇ 夕暮れ、辺りが暗くなりかけている頃、また蕾を見つけました。
  私の脚の十倍以上伸びたオールドローズです。
  伸びるだけ伸びて、まだ花を咲かそうと言うんですから大したもんです。

     
     □ フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki HP)

                  

◇ そして、6が逆さまになった9月でも、6月の花、紫陽花が…。

          

                            
                       □ ヴァン・ゴッホ「夜のカフェ・テラス」(1888年)

※ お花のアップの後で、一日恒例の?カレンダーの貼付け忘れに気づきました。
  月変わりの雰囲気でもと、辺りに散りばめています。


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