中国がリオ五輪代表選考へ向け、28日と29日に二度目の試技会を実施します
・騰迅
男子10名、女子13名が演技する見込み。15日と16日におこなった第一回試技会では、男子個人総合で写真の林超攀がトップの成績でした(91.069点)
試技会や中国選手権(5月11日~15日・合肥)後、まず男女各8名にしぼるようです。
中国による全日本個人総合選手権(1日~3日・東京)の男子分析
・中国体操協会
まず、「期待はずれ」というので驚きましたが、それは手に汗にぎる展開もなく内村航平がやすやすと王座を守ったから、だそうです
・もっとも目を引いたのは白井健三、苦手のあん馬を克服しまさかの2位
・神本の平行棒、齋藤の跳馬と鉄棒にも注目
・89点以上を出す選手が6名もいる国は日本だけ
・強い種目はさらに強く、弱点種目も強化している
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全体的に高評価。内村に関する文章は「!」マーク多用です中国は計算がお得意で、5-3-3制団体戦の試算は、
日本 275.150
英国 273.000
この大会は例年、「若い選手台頭、ベテラン選手奮起」という形になっており、日本体操の将来は安泰であると感じるそうです。ロシア選手権分析もありこちらは男女をみていますが、長いので省略します(こちら)
中国が全英選手権(8日~10日・リバプール)の男子を分析しています
・中国体操協会
<団体>
・ここ数年、世界選手権や五輪で表彰台。「黄金時代」を迎えている
・弱点のつり輪を強化しており、あなどれない
<個人総合>
・ウィットロックの優勝得点92.700は2013年~2016年の国際大会のみならず主要国の国内大会においても最高点
・つり輪が弱点だが、ゆかとあん馬で補って余りある
・23歳と年齢もよく、リオ五輪で内村航平をおびやかす存在に
<種目別>
・あん馬が強く、D得点7以上の選手が3名もいる
・リオ五輪の種目別あん馬は、英国金メダルまちがいなし
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全体的に高評価。特に団体では要警戒としています。得点が高すぎるといったことにはいっさいふれていません。先日はウィットロックの高得点に、「打倒内村も可能」とうれしそうな記事を出していました(それによって書弟が表彰台からはじき出されるのもそっちのけで)
ルーマニア体操連盟のストイカ会長らが会見をおこない、同国がおかれている立場や今後の見通しなどについて語りました
・ルーマニア体操連盟
女子の五輪代表1名は、ポノルとヨルダケのどちらかにすると発表欧州選手権(女子6月・ベルン)などでの「対決」
をみて、どちらがふさわしいか決定するということです。2人とも納得しているそうで、会見に姿を見せました。
ヨルダケは指の骨折の影響で、まだ段ちがい平行棒が不十分であると話しています
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男女とも五輪団体出場を逃したのはケガ人が大きな原因だが、指導者の海外流出による人材不足も問題だとしています海外からのコーチ招へいは国内コーチの10倍近い給与が必要なため困難、と話すなど、(先日の中国記事も指摘した
)財政難をうかがわせました
リオ五輪最後の1ワクは、ワイルドカードでモナコの男子選手に決定
・FIG
ケビン・クロベット(モナコ・23)
2014年世界選手権(南寧) 132位(75.540点)
2015年世界選手権(グラスゴー) 181位(70.464点)
2012年の欧州選手権(モンペリエ)の成績がもっともよかったようで、23位(得点不明、本来この大会では個人総合の順位はない)
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ちょうど先日、UEG(欧州体操連合)のサイトでモナコを紹介していました。
・UEG
モナコ生まれの正真正銘モナコ人のようです。2009年欧州ユース五輪フェスティバル(EYOF・タンペレ)に出場。また、2013年欧州小国大会(ルクセンブルク)に出場し、モナコは団体優勝。写真にもうつっていますが、今はフランス代表のゴボーがモナコ代表として出場し、個人総合でも優勝しています(
)
ワイルドカードといえば東南アジア、中東のイメージでしたが、今回は中米と欧州になりました。