週末、東京で仕事(研究、講義準備)をする時は、ノートパソコンを持参して図書館で作業している。
ノートパソコンは携帯に便利だが、実は長時間の集中作業としては、身体的に使いづらい。
私も含めて、図書館でノートパソコンを使っている人の多くは、頚椎を思い切り前傾して、画面を上からのぞきこむような姿勢になってしまう。
すると、頸の筋肉が凝るし、目も思いっきり画面に近づけて良くない。
そうならないよう、気がついたら意識して足を前方に投げ出して、お尻を座面の前方にずらし、背中を思い切り椅子の背もたれに着けて、上体を机から離して作業をする。
こうすれば、目と画面との距離が離れ、見下ろす角度も小さくなる。
だが、この姿勢とて、楽でない。
実は頚椎の前傾角度は、全然変わっていない。
変わったのは上体が後傾しただけなのだ。
なので結局、頸は凝る。
ということは、これでは根本的な解決にはならない。
問題の原因は、ノートパソコンの画面の低さにある。
椅子をやめて、自分の方が床面にしゃがめば、卓上のノートパソコンと同じ目線になれるが、これでは両腕が上ってキーが打つ手が疲れる。そもそもこの猿みたいな姿勢は人様に見せられるものではない。
ノートパソコンを卓上で高くすればいいのだが、それだけだとキーボード部分も高くなって打ちにくくなる。
なので、まずはキーボードを外付けにするしかない。
画面を高くするには、館内に腐るほどある分厚い本を本体の下に重ねるの手っ取り早いが、それをすると図書館の人に叱られる(その本を読みたい人に迷惑でしょ)。
分厚い本を自分で持参するくらいなら、折畳みの書見台を持参して、ノートパソコンの角度を拡げてそれに立て掛ければいい(倒れないようそれなりの強度が必要)。
すなわち、ノートパソコン以外に、外付けキーボードと書見台を余分に持参するのだが、
そうした方がいいと、疲れた頸をさすりながら思った。
なんで、今までこれを考えなかったんだろう。
※数日後、上の通り実行してみた。
パソコンでキーボード以外の操作(Macなのでトラックパッド)も必要なことを失念していた。
なので、トラックパッドを操作すると、上のセッティングだとやりにくくなり、結局もとの使い方に戻ってしまった。
外付けマウスを追加すると、なんだか重装備になってしまう。
※マウスを持参して再度トライした記事⇒5月3日