お篭り1泊目の翌日、昼前に論文原稿が完成した。
あとは火曜に大学に戻って印刷して提出するだけ。
大学教員は、教育者である以前に研究者であるわけで、
研究者であるなら論文という情報生産活動なしでは研究していることにはならないのだ。
なので毎年2本(執筆側の論文の数え方)をノルマにしている。
その2本目は、地道にやってきた気象観測の集計で、大学のキャンパス間(星が丘と日進)の気象の比較をするもの。
この集計作業は数年前にやるべきだったのだが、他の分野の論文を優先させたので後回しにしてきた。
その結果、観測器がほとんどダメになった今、過去の集計で論文を書くはめになったのは残念。
4.4kmしか離れていないキャンパスでも、風向や降水、そして紫外線量に差があった(さすがに気温と湿度には差はない)。
これらの差は、地形によるものと、エアロゾルなど大気汚染環境によるものといえる。
まぁ、そういう内容(ローカルな情報であってたいしたものではない)。
原稿を終えて、まずは正午前の温泉に入って、精神疲労を癒す。
ついで、マッサージ機を使って身体疲労を癒す。
気分転換に大井ダム(大正時代に造られた日本最初の発電用ダム)の堰堤上まで歩く。
午後は、さっそく次の仕事(授業教材作り)に取りかかる。
夕食は、ちょっと奮発して天ぷら盛合せを追加注文。
天ぷらは塩でなく天つゆで食べたいと痛感。
ビール中瓶と熱燗1合を飲んだ夕食後も、教材作りにいそしむ。
結局、仕事をしている限り、心から休まることは無いのだ。