今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

紫外線量(UVIndex)の器差に迷う

2016年05月29日 | お天気

東京宅の紫外線量を複数の計器で測ったら計器ごとにずいぶん値が異なった(器差)。

測定場所はいずれも家の屋上で、気象観測装置として固定してあるVantage以外は手で角度調整して最も値が高いものを採用。
測定時刻は11時45分(日最大になる時刻をやや過ぎた)。 
太陽からの直射紫外線は太陽に雲が薄くかかるだけで大きく低下するから、比較する場合、同じ場所で同一時刻でやらないとダメ。 

まず、アメリカのDavis社のVantageProではUVIndexで6.9 。

今月初めに買った日本のCUSTOM社のUVチェッカーでは11.9。

ドイツのMONIのUVチェッカーでは5。

これらの差は大きすぎる。
いったいどれが正しいんだ(まず11.9はありえない)。

ちなみに気象庁による「つくば」(茨城県)の12時の値は7.3
(気象庁による紫外線観測地点は他に札幌と那覇の合わせてたった3箇所しかない。だから天気予報での各地の紫外線情報は推定値でしかない)。

 計器の信頼性が高いのは「つくば」だが、 場所と時刻が異なるので基準になれない。

最も高い値を出したCUSTOM社のは中国製で最も安価(4千円弱)。
そしてMONIのやつはUVIndexの算出元である紫外線強度も計れて131mW/m2 (この値を25で割ったのがUVIndexになる)。
この製品、ドイツで受賞歴がある。 

先週買ったばかりの紫外線量専門の計器であるマザーツール社(台湾製)のSP-82UVでは6.9mW/cm2.
これは単位が違っていた。

個人的に一番信用したいのはVantagePRo(測定帯域280-360nm)で、この値ははしなくも、SP-82UVと同じ数値である(単位は異なっている)。
以前から MONIはVantageに比べて低く出る傾向にあった(測定帯域不明。センサーが小さいためなのか)。 

以上から、SP-82UVの紫外線量(測定帯域250-390nm)をUVIndexと見なしていいような気がした。
実際、UVINdexが6-7というのは、今ごろの東京(「つくば」よりは空気が濁っているので低くなる) としても妥当だ。
逆に安物は値が信用できないこともわかった(同じ製品が他社製としても販売されている)。
皆さんにはMONI以上のものをお勧めする。