アメダスの気温が話題になるので、ついでに一つ。
気象庁のお膝元であるアメダス「東京」は、東京区部の気温を代表しているとはいえない。
位置こそ、皇居の北の丸公園内にあるので都心といえるが、露場(設置場所)が周囲の森林による冷却効果を受けてしまう。
東京都心部が標準的に森に囲まれているならそれでもいいが、ご存知のようにほとんどアスファルトとビルに囲まれている。
該当するのは皇居のほかには明治神宮と新宿御苑くらい。
実際に今日の「東京」の最高気温は34.4℃。
一方区部でも都心から北西に離れた「練馬」は36.3℃。
2℃も違う。
あの「館林」の新・旧の露場でも差は1℃に満たないのに。
ちなみに練馬より都心に近いわが「本駒」(文京区)は36.8℃。
こちらの値の方が都心のビル街の人には納得してもらえそう。
かようにアメダス「東京」は、東京区部の気温(自然環境としての気温ではなく、住民が肌で感じる気温)の代表値としては認め難いので、私は「東京」を参考にはせず、わが「本駒」か、公式記録としては「練馬」を採用することにしている。