豊田市の小学生が、学校行事の外出で熱中症により死亡した。
その時刻は、昼前であることから、気温は最高気温を迎える数時間前である(35℃には達していない)。
教師はこれに油断したのか。
実は、昼前は日射が最大(最強)になる。
日射が最強になるとは、直射日光が体表を熱する力が最強になることであり。
さすがに帽子は被っていたとは思うが、頭髪以外の他の部分がじりじりと熱く熱せられる。
それで体温が上昇して、熱中症になる。
最近は、高温による熱中症ばかり注目されて、
日射による熱中症、いわゆる”日射病”に対する注意が忘れられている(日射病は今は熱射病と表現されている)。
日射病は帽子だけでは防げない。
身体の他の部分が日射に曝されているから。
私が外出時に日傘を手放さないのは日射(病)の防御のためである。
日傘に対するおかしなジェンダー意識を解除して、もっと普及させたい。
ちなみに、日射病になったら、日陰に寝かせて、肌に水を霧状に拭きかける。
霧状の水は次の瞬間蒸発し始める。
その蒸発時に発生する気化熱が体表を急激に冷やすのだ。
私は、あまりに暑い時は、霧吹きを使って身体を冷やす。
冷房の届かない室内空間にも霧吹きをふきかける。少しの間は温度が下る。
気化熱こそ、自然が与えた冷却装置である。