本日、18きっぷで帰京。
例年3月11日は、仕事がない日が多く※、昨年も今年も東海道線の旅客(18きっぱー)となっていた。
※2011年3月11日のあの時も、東京宅近くのビデオショップにいた(ビデオが床一面に散乱)。
いや休みなのは私だけでないようで、車内にはがっしりしたスーツケースを引きずる若者の姿が目立った(ただし静岡空港の最寄り駅では降りずに、東京行きの車両に乗っていく)。
言い換えると私も東京に帰るのが精いっぱいで、東北にまで足をのばす余裕がない。
東海道線の片浜−沼津間の車中で迎えた14時46分。
ロングシートの座席に座ったまま手を合わせて1分間黙祷した。
それだけでは足りないので、早川(小田原の1つ手前)で途中下車して、駅から見える高台にある東善院の大きな魚籃観音と、線路沿いの早川観音(真福寺)を参拝し、早川観音では本堂の本尊(聖観音)の前に正座して、犠牲者の冥福を祈った。
なぜ私が、こうするのか。
それは私にとっても最大の心の傷だから。
本当なら、全線開通している常磐線に乗って、福島第1原発近くに行きたいが、コロナ禍もあってなんか行きにくい。
いっそ各地の震災伝承館(いわき、双葉、気仙沼、陸前高田)をぐるっと巡りたい。