昨年は卒業式が中止となったが、今年はなんとか卒業式を実施できた。
ただしいつもの国際会議場の大ホールではなく、大学構内で遠隔での実施。
すなわち学長らと各学部代表(各1名)が執り行う本部会議室での儀式を、それぞれの学部学生が学部の大教室でリアルタイム画面を見ながら進行するというもの。
校歌斉唱(強い吐息)もまずいので、録音の歌声を聴くだけ。
しかもうちの学部だけ別キャンパスなので、うちの学部代表の学位記(卒業証書)授与の場面は、学部長が教室の演台でスクリーン画面の学長に合せて学部代表に手渡す(うちの学部代表は本部にいかない)。
私は大学院の研究科長として、大学院の修了式に上と同じ方法で、修了生代表に修士の学位記を手渡した。
本部での式典が終わると、学部ごとに教室で卒業生一人一人に学位記を手渡す。
以上、確かに変則的だが、最後の卒業の日を、学んできたキャンパスの教室で迎えられるのは、むしろいいことに思えた。
それに今日だけは、特別に着飾った学生たちが大勢集まる華やかなキャンパスだった。