毎年の今頃(と秋)、愛知の屋根・茶臼山高原に2泊する。
今や盛りの芝桜を見るためではなく、長野県側にあるカエル館内のパワースポットでの計測のため。
それについては次回の記事にし、ここでは宿泊先について述べる。
以前は、2泊ともカエル館に近い高原上の唯一の宿”休暇村茶臼山高原”にしていたが、コロナ禍以降、休暇村が強気の料金設定になったので、1泊目は他のもっと安い宿に変更することにした(私の旅の目的が”リッチな気分を味わう”のではないため)。
茶臼山周辺には、まず同じ愛知の豊根村・高原の中腹に民宿”清水館”がある。
ここには宿からのお誘いで泊まったことがある→記事。
部屋も広く食事がすごい豪勢で、サウジアラビアからの女子学生の合宿先ともなっている。
また茶臼山高原道路を降りた麓には、山中の一軒家風の民宿”設楽山荘”があり、ここは一応風呂が温泉になっているし、食事も満足。
長野県側の根羽村には適した宿がないが、その東隣の売木(うるぎ)村には宿がいくつもある。
売木村は、南で愛知県豊根村と接する山に囲まれた盆地で、中央に売木川(天竜川に注ぐ)が流れ、村を囲む4箇所の峠のうち、2箇所が売木峠という”売木”に満ちた所。
南信の他の町村と同じく目立った観光地はないが、愛知からは気軽に高原気分が味わえる身近な信州である(豊田市と接する根羽村は谷なので高原気分は味わえない)。
軽井沢や富士見高原と違って東京からは遠いが、村内の名所・名物を歌った「売木音頭」という曲(歌:山門忠司)が発売され、私もここに行く時の車内音楽にしている。
まず、ちゃんとした温泉旅館の”森の宿遊星館”。
ここは目の前に間欠泉を見ることができ、夕食の豪勢な鉄板焼きも評判。
売木村には日帰り温泉”こまどりの湯”があり、さらに村の自然休養村にある”ささゆり荘”も温泉だ。
私が1泊目に利用しているのがここ。
料金が民宿並に安いながら温泉であること、さらに朝食なしでも泊まれるのが大きい(朝早くから豪勢な朝食は不要)。
夕食には地産の素材が使われ、中でも色々な植物・葉っぱの天ぷらが草食系の私には嬉しい。
売木村から茶臼山へは遠くないので1泊目で泊まって翌日もカエル館に気楽に行ける。
売木村には他に民宿やペンションもあるがこれらはまだ泊まったことがない。
2泊目の休暇村が温泉でないので、せめて1泊目は温泉にしたいのが一番の理由。
追記
翌朝、宿をチェックアウトして、売木の集落外れの岡にある宝蔵寺に行った。
ここは百観音の石仏が門の前に居並んでいる。
意外に近代的なお顔があって、十一面観音(写真)は私の美仏リストに登録したい。
また高台から眺める売木の里山風景も落ち着く。
この後、道の駅の食堂で「よりみちカレー」を食べ、茶臼山に戻った。