今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

夏が終った:冷し中華も

2010年09月09日 | 時事
9月9日は旧暦では秋の「重陽の節句」(菊祭り)に当るが、新暦では、やっと夏の終り。
本州を横断した昨日の台風で、夏の間充満した熱気が吹き飛ばされ、
地面や家々の壁・屋根も、日射のかわりに冷水を浴びて、
やっと40℃以上の熱さから解放された。

酷暑に倦んだ身には、往く夏を惜しむ気持ちもわかず、
人工的な空調がなくても生活できる、まともな季節としての秋を心待ちにしていた。

我が衣装も連日の七分丈パンツから久々に脛(すね) を覆った長ズボンに変り、
上着も半袖ながら、通気性や吸水性の機能一点張りのスポーツウエアから、
それなりに品のあるブランド物に変った。

そして出先の図書館内での昼食に”冷し中華”を食べ納めて、夏と決別。

ここの冷し中華は、卵やハムと栄養素的に重複する”鳥肉”を使わず、
卵の黄ときゅうりの緑に加えるトッピングとしての赤は、
味覚的に不調和なトマトやサクランボなんぞではなく、
冷し中華の酸味を別角度で高める”紅生姜”という、
最近は少なくなった正しい冷し中華なのだ。

特にトマトは、冷し中華を別物の”トマト中華”にしてしまう。
かの”タイムマシン部”のカリスマDJにして”人見知り八段”の実力者・白井良氏の名言を借りれば、
「トマトは主役を奪う」のである
(この言葉から、安易にトマトを添え物につかうべきではないという教訓が読み取れる)。

トマトや果物が載った冷し中華などオンナ・コドモの代物。男の赤は紅生姜!
といきがりたいものの、
皿の端にペトっと塗られてくる黄色いカラシは本当に必要なのかいつも疑問に思う
(刺激要素としては酸味があれば辛味はいらない気がする)。

といっても、これから昼食は抑え気味にしていかねば。
なぜなら来週の金曜、年に一度の職場の「健康診断」があるから。
この行事、年に一番のプレッシャーの一つ(ほかには確定申告)。

過敏に異常を見つけたがる健康診断に備えて、
この1週間でできるだけ文句のでない状態にもっていきたい。
とりわけ”メタボ検診”にひっかからないように、ウエストを減らしておかなきゃ。

ここで、画面の向うから、
「普段の正直な状態をチェックしてこそ健康診断だろ」というツッコミが聞える。

確かにそうだが、あえて反論させてもらおう。
もし、年に一度、日頃の勉強の成果を測る”実力テスト”という試験があるとして、
普段の実力を測るのだからと、君はまったく準備をしないか。
あるいは、健康診断で身長を測る時、日頃のだらけた姿勢ではなく、
ピンと背筋を伸ばさないか(踵を上げるのは違反ネ)。
普段の中の普段ではなく、その中のベストの自分を実現したくはないか。

実力テストがあるから勉強し、健康診断があるから健康に気を使い、
その事後ではなく事前にウエストを減らそうと努力する。
これでいいではないか。
たった一週間だけの努力だけど…