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福藤  記念カード NHL

プロ・アイスホッケーの福藤選手についてはすでに紹介済みだが、日本人として史上初めて(かつ唯一)NHLでプレーした選手である。彼の世界10枚限定という珍しいカードを入手したので紹介しておく。カードの表面ほぼ中央に「8/10」という刻印があり、これが「10枚製作されたうちの8枚目」という印である。こうした数が極めて限られたアイテムは、一般に販売に出されたものと、何かのイベントの際に製造メーカーのブースなどで入場者限定で配布されたものの、大きく2種類に分けられる。このカードはその後者のものである。選手の人気にもよるが、一般的には価格は前者の方が断然高い。後者の方が、「どこどこでしか手に入らなかった」ということでオタク度が高くレアな感じがするが、実際は「どうしても欲しかった」という人でない人が入手してしまうことも多く、流通市場(2次市場)に流れてくる枚数が結構あるからだと考えられる。これもそういう形で入手したものである。
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クラウド・コンピューティング 西田宗千佳

本書の副題は「ウェブ2.0の先にくるもの」である。この副題と「クラウド・コンピューティング」という聞き慣れない言葉を見ては、読まずにはいられないという感じだ。各章毎の内容がはっきりしているのと、適度に「思い当たる節がある」という程度の身近さが感じられて、大変読みやすい。それでいて新しい知識も豊富で訳に立つ。また、通信への過度の依存、信頼性の確保、通信量のネックといった「クラウド…」の問題点も的確に指摘されているし、さらにその対応策も示唆されているので、実に実用的な感じがする。但し、この本を読み終えて「クラウド・コンピューティングとは何か?」を自分の言葉で説明できるようになったかというと、やや自信が持てない。雲から雨が降って大地に恵みを与えるように、大きなコンピューターが「データ容量の無制限化」「アプリケーションの多様化」といった恵みを多くのPCにもたらす、というイメージだと思うのだが、それで十分に言葉の意味を伝えられているかというと、やや自信が持てない。「ウェブ2.0」という言葉は「次にくるもの」ということで言葉自体が曖昧さを含んだ言葉で、使う人によってそれぞれ違うイメージを持つことを許容している感じがある。これに対して「クラウド…」というのは「雲」という明確なイメージがあり、却って明確な意味を表現するのが難しいようにも思われる。(「クラウド・コンピューティング」西田宗千佳、朝日新書)
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