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ロード・オブ・ザ・リング 6枚組カード

映画「ロード・オブ・ザ・リング」のカードを中身が判らないパックやボックスで買うと、何パックかに1枚の割合で特殊なカードが入っている。それを6種類集めるて並べると大きな絵柄が1枚できあがる。映画のカードの場合は、プロップカード(映画の小道具や衣装が入ったカード)や出演した俳優のサインカード、ここでも何枚か紹介したことのあるスケッチカードの他に、こうしたカードが出てくることがある。映画のカードでは、野球カードのように応援しているチームの選手を集めるという楽しみがないので、こういうカードを作って、いろいろな集め方や楽しみ方が出来るようになっている。集めることはそれほど難しいことではないが、集まると何となくうれしいものである。
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完全なる首長竜の日 乾緑郎

「このミステリーがすごい」大賞受賞作という謳い文句の本書。ミステリーというよりもSF小説と言った方が良い内容だ。どんでん返しの部分もあるが、その部分は、著者の書き方で何となく判ってしまった。他の部分がとても明快で判りやすい文章なのに、その謎の部分だけぼかして書いてあることがあからさまだからだ。例によって巻末についている大賞の審査員の講評を読むと、ストーリーの面白さなどとは関係なく、著者の文章力とか筆力を評価するという言葉が並んでいて、がっかりする。いくら文章力があっても面白くなければ作品としても作家としてもだめだと思うし、文章力とか筆力だけで小説が評されるというのは、読みやすい本=良い本と言う行き過ぎた最近の風潮と相通じるものがあるようで寂しい気がする。本書自体は、一気に読んでしまうほど面白かったが、こうした最後の講評を読むと興ざめだ。講評を読んだ後にもう一度最後の一文を読むと、何だかわざとらしい陳腐なもののように思えてきてしまう。(「完全なる首長竜の日」 乾緑郎、宝島社)
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