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枕元に靴 北大路公子 

北海道から取り寄せた著者の本が届いたので、早速読んでみた。本書は、著者が日記ブログとして書いた文章をまとめたものとのことだが、ブログという言葉もあまり一般的でなかった当時から、知る人ぞ知る人気ブログだったらしい。当時のことは詳しく知らないが、PCの向こうの顔の見えない読者を相手に、著者がここまで練られた文章を書きつづっていく作業を続けていたというのは驚異的なことのように思われる。こうした著者のような人がいたからこそ、ブログというものが今のような隆盛を見せ、私自身もこうしてブログという媒体で文章を書いているのだと思うと、何とも感慨深いものがある。内容としては、文章の面白さと妄想の突飛さは、この当時から健在だったということが確認できた。著者の本で未読はあと1冊。(「枕元に靴」 北大路公子、寿郎社) 

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