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ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治
少し前にタレントのカズレーザーが推薦して話題になった本で、帯にもカズレーザー推薦の文字が大書されている。著者の略歴欄と前書きによれば、著者は精神科医であり少年院での勤務も長いとあり、これだけで他の本とは違いそうだと期待が高まる。本書の肝は、非行少年の多くが軽度の知的障害者で認知の歪みが問題行動の根底にあるという考え方だ。最近、母親の認知症のテストに立ち会ったが、答えを上手く導き出せないのが、耳が遠くて聞こえないからなのか、質問された問題を自分への問いかけであると理解していないのか、それらがわかった上で答えがわからないのか、その辺りの判別が大変難しいということを強く感じた。非行少年の行動の背景にあるのが認知そのものの問題なのか、それとも認知の歪みなのか、それによって対処法は違うだろう。自分は著者の提唱する訓練法などの評価をするだけの知識を持ち合わせていないので、何とも言えない部分は多いが、世の中に大きな波紋を投げかける一冊であることは間違いない。カズレーザーは若竹七海の本と出会うきっかけを作ってくれてから一目おく存在になっているが、またカズレーザーのお陰で良い本に出会えた気がする。(「ケーキの切れない非行少年たち」 宮口幸治、新潮新書)
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