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娘のトリセツ 黒川伊保子

著者の「トリセツ」シリーズを読むのはこれで4冊目。これまでの3冊がどれも面白かったので本屋さんで見つけて早速読んでみた。通読してみた感想としては、これまでの本と同様「なるほど」という箇所がたくさんあったが、総じて言えば流石に二番煎じ感は否めなかった。特に本書で気になったのは、著者が想定している家族構成や家族観があまりにも類型化しすぎているということ。少し立場を入れ替えれば色々な家族に共通の普遍的な要素が見つかるだろうからそのエッセンスを汲み取れば良いということなのかもしれないが、書かれている事例が著者自身の家族の話ばかりということもあり、その辺りの偏りが気になってしまった。(「娘のトリセツ」 黒川伊保子、小学館新書)
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