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磯田道史と日本史を語ろう 磯田道史

歴史研究家磯田道史の対談集。対談の相手は別の歴史研究家、小説家、生物学者、女優など様々、対談が行われた時期も2003〜2023年と幅広く、玉石混淆ながらそれぞれ特徴があって面白かった。特に全く別の分野の人との対談は、それぞれの知見を持ち合って解釈に解釈を積み重ねていく様が良かった気がする。全体を読み通した印象は、歴史学というのは新しい資料を探したり従来の資料の別の解釈を考えたりしていく地道な研究なんだなぁということと、それによってほんの少しずつだが進歩しているんだなぁということだ。(「磯田道史と日本史を語ろう」 磯田道史、文春新書)
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