運転免許の更新に警察へ行った。カウンターの女性職員から「軽度の違反」があったので、別の日に講習を受けるように言われた。今度はゴールド・カードではないそうだ。何故だかムッとした。こういう時に、無性に腹が立ち、文句が言えない暴力を受けたと感じる。
3年前だったかな、農道を前の車に着いて走っていた。突然警官が旗を持って現れ、畑の空き地に誘導されて、10台ぐらいが一網打尽に捕獲された。40キロ道路を50キロで走っていたが、歩行者が誰もいないきわめて安全な道だったが。思い出せば、20代でも、中央高速で前の車と一緒に走っていたら、速度違反で免停になった。その時も3月だった。年度末3月に必ず行われる各警察署の悪名高い違反件数稼ぎのネズミ捕りだ。そんな馬鹿げたことが約半世紀間も延々と行われている。誰も文句が言えないのだ。合法的武力を持つ機関の公然の弱い者いじめだ。
多分だけど、このまま今の自民党内閣が進める方向に、国を向かわせるということは、こういった庶民のムッとした感情がどんどん累積される社会に向かうという事だろう。アベノミクスなんて、とても経済政策と言えるような立派な代物ではないようだ。単なる円安と株高の景気の刺激策と、儲かった大企業に社員の給料の値上げを懇願するだけの、その場しのぎのおっつけ仕事で、結局は国民の一部と大企業への諂い行為でしかない。
最近は、こういうことを愚痴として言うだけで、別に誰も聞かなくてもいいと思う。EU離脱の国民投票で考えさせられた。残された時間が短い人間たちは、将来の国の行き先を決定付ける1票を投じる資格があるのだろうか、悩んでしまう。