goo blog サービス終了のお知らせ 

玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

議論ができる国(後)

2022-05-27 14:01:48 | 憲法

今の自公政権はどうだろう。なにも表に出さない、スキャンダルも隠蔽し、違法性があっても警察にも捕まらない。

国会での質問・答弁も中身がなく、はぐらかしばかり、まともに答えていない。

国民に対しても、「個人情報」とか、「係争中なので」とか適当な常套句ではぐらかし、最後は理由も付けず、ただ「コメントを控える」と言って、要するに国民をバカにして答えない。

このやり方が一番多用したのがマスコミが「鉄壁のガースー」と誉め称えていたS長官だろう。馬鹿げたゴマスリに躍起となる政治記者の一群。もう既に、この頃にマスコミは自滅していた。

史上最長のA政権は、証拠の公文書まで毀滅したり、改竄さえする。つまりは、自民党という政党は国民に「議論しない、させない政権」で、国民はすぐ忘れるからとバカにして、単に多数決が民主主義、いや、単に「数は力」という政治勘しかない。

彼らが気を遣うのは、自分らが自由に使える僅かばかりの政治資金をいただく業界の利権だけを守る政党なのである。

総体としての各個人の議員としての能力は適当にあるのだろうが、ただ近代の歴史や政治を学んでいない、知ろうとしないで、職業としての議員に成れる構造に問題があるのだろう。

「憲法は国家の進む道を示す」ものではないのである。まさに国民の方を見ない議員の権力を牽制する、自分の出世しか考えない行政官僚の権力行使を監視する、つまり権力者の横暴を縛るのが憲法の制定の趣旨なのだが。近代の政治の基本を解っていないで、憲法改正を大声で云う議員ばかりだ。

究極は、そんな愚かな議員を選んでいる我々が悪いのだが、…。それ以前に出て来る議員候補の資質や人格が疑問だ。

要するに魅力のない候補者なのだ。だから投票率が上がらない。結果、小さな選挙区で苗字が知られている世襲の議員が国会の赤絨毯に辿り着くことになる。小さな選挙区から出て、国家や世界全体の事を考えられるだろうか。全く変な制度で悪循環そのものだ。

今の政治の諸悪の中心は小選挙区制度にある。これを何とかせねば、どうにもなるまい。今の与党はまさにゲリマンダーとして利用しているし、仮に野党が政権を取れたら、また自分らに都合が良いと変えないだろう。まあ絶望的である。

それなら国民が政治を知り、選挙で政治家を精選しなければ、何も進まないかな、…。でも将来は暗そうだ。

それには一回地獄を見なければならないかも。アホノミクスという失敗の荒れ地を自らの目で見る必要がある。今日スーパーに行ったら、レジで驚いてしまった。円安によって、これからもっと物価は値上がりするのだろう。

藤の枝は何処まで延びるのかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

議論ができる国(前)

2022-05-26 14:41:06 | 憲法

一口で言うと、此の国は「議論しない、させない國」である。

かれこれ10年程前に自由民主党以外の政党がこの国の国家権力を握ったことがあった。正確に云うと、行政権を自民党以外の党が掌握したことがあった。しかし実際に執行権力を握ったかどうか、は解らない。

行政機関の官僚が面従腹背で協力せず、ほとんど実績を残さずに、ほぼ3年間で潰えた。

確かに国民の側から見ても、不慣れな政権運営であった。3年間の実績あるいは成果は、ほとんど無かったかも知れない。

民主党の遺したモノは、官僚の人事を牛耳ろうとして失敗し、八ッ場ダムの工事を突然止めて失敗し、高速道路料金はタダにもならず、東日本地震の対応は、原発を推進した自民党にやらせたかったが、まさに天からの悪い籤を引かされた。

果ては、上げないと言った消費税を上げる方向に舵を切ってしまったバカ者も居た。素人目にも滅茶苦茶であった。

しかし、彼らの恥ずかしい失敗や失策もほとんど表に出た。つまり今の政権に比べてかなり情報が公開されていたのである。そして、マスコミがどういう意図だか解らないが、異常に民主党政権を激しく叩いた。

民主主義と云うモノは失敗は付き物で、金も時間もそれ相応に掛かるものだが、…。長い目で見る政権交代の合理を期待する財界、マスコミ、保守層が育っていなかった。

戦後、此の國は自国の歴史の目を塞ぎ、近代民主制の理解を怠って、経済繁栄に現を抜かしていたツケが回ったのだ、…。近代憲法の存在意義すら理解しない、できない世襲議員がいる。こうした者が、結局国を潰して行くことになる。

近頃、雑草に目がいく。ホソムギかな?よく分からん、…。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウソノミクスだったら?

2021-12-22 19:16:12 | 憲法

どうやら、アベノミクスはアホノミクスではなくて、ウソノミクスだったらしい。2013年の安倍政権以降の国土交通省だけではなく、各省の統計数字がみんなおかしいとしたら、世界からバカにされそう。GDPも世界第3位じゃないかもしれない。

どちらにせよ、アベというヒトは信じられないようなことをしでかす老いた幼児のような性格である。そんな偏気なヒトが8年間も首相の座にいたことを恥ずかしいと思う、できれば歴史から削りたい、という日が来ないことを願う。

今のところ、普通の岸田氏がよく見える。アベは岸田の容姿や能力に嫉妬していたのではないだろうか。だから、自分より見劣りのするスガを後継にしたのかもしれない。

永久政権政党の自民党は参議院選挙までは党の評判を落とすことは避けるだろう。その結果、あのヒトは幸運にも日大事件や河井事件でお縄になることはないかもしれない。

国家が自ら統計数字をいじるなんて、近代国家にあるまじきことで、ほんとうに恥ずかしいが、そう思わないヒトたちもこの広い日本には居るんだろうなあ。

自民党憲法草案の「第13条全ての国民は人として尊重される。…」にこだわって、「ヒト」と書いてみた。なんか冷たい感じがする、…。

冬でも、鯉は元気だね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現憲法派の世代

2021-12-03 19:15:20 | 憲法

戦後憲法下において、戦争の事実を知らない戦後世代。

この世代は、憲法の言葉がいずれ実現されると将来の社会・世界を捉えていた。

実際に社会に出てみれば、憲法の言葉通りに実現されたことは少なかった。

小生意気な女子学生が「憲法の生存権って、結局プログラム規定よね」と言ったのを思い出した。その子は社会福祉の道に進んだ。

あれから生活保護はどうなったのだろう。貧困にあっても生活保護を受けたがらない。

「自助」と威張っていた首相がいたが、この国は元々自助のお国柄だよ。

あのお方も戦後世代だが、…?まさに自分の言ったとおりに「自助」で落下してしまったが。

しかし国民皆保険は確かに進んだ。だがコロナ禍で国民皆医療ではないことが判った。

医療機関も私企業だった。医は仁術という精神に頼るしかない、という細い現実も知った。厚労省の医系技官は「医は権力」と自らの身の保全に忙しいばかり。

この憲法も色あせてきたが、憲法すら読まない、読む力がない人たちによって、自分都合で解釈されて、みっともなく改正されていくのは何となく寂しい。

年寄りだから静かにしようと思っていても…。

我々戦後生まれの年寄りは、案外今の憲法の基本部分は好きなのかもしれない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憲法改正をやってみたら?

2021-11-19 18:56:42 | 憲法

ここまで自民や維新に投票するのならば、一回は憲法改正の国民投票をせざるを得ないかもしれない。

2020年の大阪市廃止住民投票は62.35%の投票率だったそうだ。前回より4,48%下がったとのことだ。70%行かなくても大阪市の運命が決定される訳だ。

憲法改正の国民投票率は何%になるのだろう?7割はいくのだろうか?

大阪では僅差で廃止案は通らなかったが、仮に賛成が上回ったら、現在大阪市は着々と廃止に進んでいたわけだ。

残酷な言い方だが、大阪市が廃止になったら、憲法が改正されたときの格好の近似例となっただろう。もしそうなっていれば、住民投票の怖さを体験し、簡単に憲法改正を言わなくなるだろう。

今でも安保関連法案は憲法違反だと思っている。この国の司法にまともな「違憲立法審査権」があれば、当然のことだ。

常々思っていたが、立民党は記者会見するときに後ろのボードに長々しい党名を書くのではなく、政権を取ったら安保関連法案を廃止すると何故書かないのだろうか、不思議でならない。そこに「立憲主義」があるのだがー!

この頑固そうな皺がいい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする