玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

愚直が売り物なのに

2024-10-03 09:18:55 | あれこれ

石破は「愚直」が彼の形容詞だった。森山幹事長は後藤田ではなく、野中に似ている。

森山の言に従って、早期の解散は裏目になるのではないか。だが党内極右の退治策かも知れない。

野党が足並み揃えて一騎打ちとなれば、過半数割れも有り得る。だが生煮えの保守の野田では全野党とはなるまい。

選挙が終われば、右傾と極右がネトウヨ・メディアを使い出す。結局短命政権で終わり、政界が流動化していく。とすれば、この国はどうなるのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国の愚挙から

2023-09-26 14:30:54 | あれこれ

中国の福島原発処理水への攻撃が、結果として日本の放射能処理の「無責任さ」を薄めてくれている。

日本人は中国が買わなくなった水産物を安く買えるようになった。とりあえず、はっきりと放射能被害が出ない限り、多くの国民は喜んで水産業を支援するだろう。

デモクラシータイムズの「3ジジ放談」で東電の「アルプス処理装置」が約4000億円の利権で、その関係会社が自民党に適切な献金を出している、との話があった。

他のネットの烏賀陽氏の説では、ダムのような貯蔵施設を造り、水分を乾燥させて空中に戻し、残った放射能だけを処理する方法があるそうだ。この方法は他国でもやっているが、この国では検討された記録はない、とのこと。

要するに、この国の政治機構(自民党・官僚・天下り大企業)は国民の眼を塞いで、好き勝手にやっている。

それを監視すべき新聞もテレビも忖度の沈黙を続け、国民の眼と耳を塞ぐ。

最後は、裁判官も人事を気にして、正義の判決を出さない。

これじゃ、独裁だ、ファッショだ!とバカにする中国・ロシアと、程度の差はあるだけじゃないのか。今や、この国の民主制は危ういのではないか。

近頃、典型例として、処理水問題(東電利権)、ジャニーズ問題(メディアの隠蔽)、キハラ問題(捜査中止命令)が出現しているのではないか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞踊の政権

2023-08-23 14:36:18 | あれこれ

聞く振り、やる振り、説明する振り、全部振りだけの舞踊のような空っぽの政権。この空虚さは民主党から交替したアベ自民体制以降の世襲政権のもつ属性かもしれない。

いや、よくよく考えると、議員や大臣の黒子である官僚がいろんな言葉で情報公開(という名の隠蔽)の限界点を確かめているのではないか。

昔々は「遺憾」はあったが、「懸念」は無かった。法令違反や違法性が「コンプライアンス」に変わった。

言葉を難しくしたり、古い言葉を使ったり、無理やり横文字にしてみたり、要は本質をずらすのである。それが昨今の官僚の行政行為ならぬ東大用語の幻惑行為でもある。

窮すれば、切り札とばかり「答弁を差し控えます」との丁寧語で「お上のダンマリ」が許されるようにマスコミを手懐けた。

議員は官僚原稿を読む生気のない無能な自分の顔を見た事があるのだろうか。

圀がやれば、民間も倣う。ビッグモーターも日大も同じような答弁をする。林真理子さんもすっかりウーマン度を下げてしまった。

(普通に「女」と言うとハラスメントが待ち受けているようで、庶民も「言葉替え」という安全弁を使わざるを得ない。難しい世の中、…。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おしゃべりな政治家

2023-08-10 12:48:26 | あれこれ

寡黙で意地が悪く、目付きがきついと云うのがスガ元首相・官房長官の一般的な印象であろう。

彼の官房長官時代、望月衣塑子記者との押し問答をよく見ていた。途中で官邸詰めの各社政治記者たちの「今だけ、自分だけ」のマスゴミの方が気になったものだ。

当時、スガは「この國は法治主義国家ですから…」と能面のように最後に付け加えたのを何度か見た記憶がある。

彼は親切心から言ったのか?そうは思えない。彼は当時のアベ官邸の空気感を自分がよく知る立場で、それを得意げに漏らしていたような気がしている。

とすれば、アベ亡き後のキシダ官邸も、かなりの公安・警察系の官僚が要職に就いているのだから、今回のキハラ事件の根っこは此の國の軍國化ならぬ公安化ではないだろうか。

おしゃべりな人には善人が多いが、政治家のおしゃべりは必ずしも善人ではないような、…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小説と思想

2023-08-07 14:40:03 | あれこれ

先日、よく見るブログに、ロシアは政治的な思想や批評の表現ができないがために小説に全てを込めて表現した、と言った内容のことが紹介されていた。

その結果、ロシアには文豪が生まれ、あの長大な名作を産んだ、というような意味だろう。その視点、深く感心をした。ドストエフスキー、トルストイ、確かにロシアは小説の国である。

ふり返って、この圀はどうだろう。図書館に行けば小説の棚ばかり、ブック・オフに行っても小説ばかり、この圀もロシアのように小説が好きな国民が多いのである。

小説は事実ではなく虚構だから、自由に書いても、又批判をしても責任を免れやすい。

真正面から捉えない、顔を突き合わせて議論をしない、この國はちょっとロシアに似ている。

江戸時代も小説というか、物語や俳句が盛んだったが、思想を書いたら島流しか馘首だった。今は、アニメに託しているのかな…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする